下がり眉が流行っていた時代もあったけど、そもそもなんで？

今でも、若い世代の方々の中では、下がり眉にメイクしている方も一定数いらっしゃいます。下がり眉って、女の子らしくて、守ってあげたい雰囲気も出て、可愛いんですよね。困った表情のワンちゃんみたいに、なんとも愛らしいというか…なので、そういったイメージを求めて、あえて下がり眉にするのはOKです。

大人世代が下がり眉にすることのデメリット３つ

簡潔に述べます。

まず１つは、眉だけでなく、顔全体が下がって見えてしまう可能性が高いです。目尻、頬、口元など、下がって欲しくない部分まで、下がり眉につられて、下方向を向いて見えてしまうことがあるのです。恐ろしや。

２つ目は、ある程度の年齢を重ねているのに、なんとなく頼りなさそう、責任感が無さそう、知見が浅そう…という印象を与えかねません。職業や立場によっては、それで損をしてしまうこともあるかもしれない、ということなんです。

３つ目は、下がり眉にすることで、眉間のシワが目立ってしまうことがあります。眉尻が下がっているということは、眉頭が上がっているということなんですよね。そうすると、上がっている眉頭に自然と視線が集まることになり、結果、眉間のシワが目立ってしまうということに。恐ろしや。

自分の眉毛が下がり眉になっていないか確認しよう

下がり眉のデメリットを認識した上で、自分の眉毛が下がり眉になっていないかを、確認してみましょう。自分ではそんな風に描いていないつもりでも、改めて見てみたら下がってる！？ということもよくあります。特に、眉毛を描くときに、大きな鏡を使わず、手鏡を使っている方は要注意です。

確認する時には、スマホなどで写真を撮って見てみるのが効果的です。必ず顔と同じ高さにスマホを持って、真っ直ぐ正面顔を撮るようにします。（上から、下から、横からはNG）ちょっと目を見開いたり、ちょっと口角あげたりなどはせず、「無」「素」の状態で撮りましょう。

写真を撮ったら、眉頭と眉尻の高さを見比べてみて下さい。
眉頭よりも眉尻が下にあったら、それは下がり眉です。
さて、どうでしょうか。

ちなみに、基本の位置は、眉頭と眉尻が同じ高さにあること、です。
（眉尻が少し上がるのはOK）

もし、自分の眉毛が下がり眉になっていたら、眉頭の高さよりも下がらないように注意しながら、眉尻を描くように意識してみてくださいね。そのためには、顔全体が写る大きな鏡が必要になります。




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AI TERANAGANE（寺長根愛）

札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン＆スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム＆メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。