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公式ラインアカウントにて毎月実施している100%企画。メイクアップアーティスト寺長根愛が、皆様から頂いたご質問全てにお答えするという企画です。今日はこちらのご質問をご紹介しましょう。
《Question》
眉スタンプについて、もし、ご存じでしたらご教授くださいませ。初めて購入したら、スタンプをパウダーにこすりつけても全く色がつかないので、販売店に問い合わせしたら新品と交換してもらえました。
頻度は多くないのですが、使っていたら付くことは付くのですが、色が薄くなってきました。これまで使っていたアイブロウパウダーで補っています。多少ならブラシで補うのはいいですが、今のままだと何のための眉スタンプなのかと思います。眉スタンプとはこんなものなのでしょうか?私の使い方が悪いのでしょうか?
愛先生はお仕事では決してお使いにならないでしょうに、もし、ご存じでしたらご教授くださいませ。
《オーダーメイドコスメSTORE OPEN!》
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《Answer》それではお答えして参ります!
眉スタンプ、一見、画期的そうな雰囲気が
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眉スタンプ。お察しの通り、私自身は使うことは無いのですが、商品としては画期的な雰囲気があって、きっと買ってみた方も多いのではないかと思います。うまく使えている方もいれば、きっとご質問者様のように「こんなもん?」と思っている方もいらっしゃると思いますので、私なりに見解を述べていきたいと思います。
眉毛を上手に描きたい!しかも簡単に!という願いは、いつの時代でも多くの方が抱えています。だからこそ、かつては眉プレートが流行ったり、今はこうした眉スタンプが出てきたりと、お悩み解決アイテムが出ては消え、出ては消え…。買ってはみたものの、やっぱりいつのまにか、普通にペンシルで描くスタイルに戻った…という方が多いような気がします。
簡単そうに見えて、ややハードルが高い
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さて、今回のこの眉スタンプですが、個人的な見解ではありますが、この眉スタンプだけで100%眉メイクを完成させるというのは、なかなかハードルが高いな、という印象です。
オフィシャルでも、眉スタンプを乗せた後はブラシでぼかしてください、という説明がありますが、ブラシでぼかすだけで美しく完成させられるのは、おそらく10回に1回とかじゃないかなぁと思うわけです。
例えば、印鑑を紙に押す時だって、1カ所もかすれることなく美しく押せるのって、毎回じゃないですよね。印鑑の溝に汚れが溜まっていない状態で、印鑑用の下敷きを敷いて、印鑑全体に均等に力が入るように意識して、紙に対して垂直に印鑑を下ろして…あらゆる条件が揃って初めて美しい印を押せるわけです。
これが眉スタンプとなると、更に難しくなります。印鑑のように丸い形ではない。そして、顔は紙のように平ではない。さらに最も難しいのが、左右で2カ所、位置がずれないように押さなければならない。これはなかなか難しいです。
しかし「スタンプ」という軽快なイメージを与えるフレーズが、「ポンっ」と1回でできるのね!という簡単そうなイメージを与えるので、画期的そうな雰囲気が漂います。
スタンプが肌に付く仕組み&注意点
また、オフィシャルには、「肌に油分が残った状態で使ってください」というような主旨の説明があります。これは、スタンプに付けたパウダー分がきちんと肌に密着するためです。ほぼすっぴんの状態だったり、パウダーファンデーションでベースメイクを仕上げたり、フェイスパウダーでサラサラの状態にしていたら、スタンプのパウダーは着きませんよ、ということです。これは確かにそうです。サラサラのお肌に対してパウダースタンプを押しても、あまり付かないでしょう。
しかし、スタンプのために肌をペタペタの状態にしておくのも、他の部分で色々とリスクが生じるので、この点においても、いろんな難しさを感じます。
そして、気をつけなければならないのが、ペタペタした状態の肌に毎日スタンプを使い続けていると、スタンプの方に油分が付いていくので、定期的にスタンプを洗わなければ、日に日に色が乗らなくなる可能性が高いです。(もしかしたら、ご質問者様はこのケースかもしれません。)雑菌の繁殖も気になるところなので、定期的に洗って、綺麗な状態をキープするようにしましょう。
でも、絶対NGということではない
と、色々と見解を述べましたが、「眉スタンプとはこんなものなのでしょうか?」というご質問へのお答えとしては、「残念ながら、そうですね。。。」という回答になってしまいます。
ただ、だから使わない方がいい、ということではありません。使い方を工夫してみましょう。眉スタンプの良いところを挙げるとすれば、やはりスタンプの形そのものは、教科書に乗ってそうなくらい美しい形で作られていること。最終系の目安になってくれることは間違いありません。
スタンプはあくまでも下書き程度に捉えておいて、最終仕上げはペンシルやパウダーで足して仕上げる。スタンプは形の目安を作ってくれるもの、という位置付けにされると良いでしょう。
また、眉カットをする時にも活躍しそうです。眉カットをする際は、すっぴんの状態ではなく、眉毛を描いている状態で行うのが理想なのですが(切りすぎ防止のため)、その時に眉スタンプを使って、カットするガイドラインを作ってあげると、眉カットも失敗しなくなるでしょう。
「Ai TERANAGANE」公式ONLINE STORE
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コラムの筆者、寺長根愛がプロデュースするオリジナルブランド「Ai TERANAGANE」公式ストア。オリジナルブランド「Ai TERANAGANE」の他、寺長根がセレクトしたおすすめメイクアイテムやスキンケアシリーズを取り揃えています。
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AI TERANAGANE(寺長根愛)
札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン&スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム&メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。
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