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お葬式会場の作りや、次第そのものも、時代の流れとともに、現代的に変化していることを実感しますが、変わらないのは「故人を偲び敬う心」です。
そして、それを表すもののひとつに、身だしなみマナーがあります。
今日は、私自身が実際に行ったことも含めて、お話をしたいと思います。
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お通夜に参列する時のメイク直しテクニック
朝から身だしなみの準備を行えることが多い告別式に比べ、お通夜に参列する場合、日中の別の用事を経てから参列することが多いかと思います。
そうすると、日中はいつものメイクをして、お通夜に向かう前に、ややメイクを薄く直して・・・という作業が必要になったりします。
私自身は、普段は髪の色も明るくしておりますので、可能な場合は、黒く染めて出向きます(こればかりは、難しい場合もありますが・・・)。
そして、メイクですが、まずは、朝の時点で「キラキラアイテムを使わない」ように、仕上げておきます(全てマットアイテムで)。
そして、カラーに関しては、目元はブラウン系、チークやリップやオレンジベージュ系にしておくと、後から薄くする時に、やりやすくなります。
チークを薄くする。
フェイスパウダーをつけたパフで、頬を優しく撫でます(内から外に)。
それだけで、チークの色味を抑えることができます。
アイライン(目尻)ハネ上げは綿棒でオフ。
目尻のハネ上げは、オフしましょう。
綿棒にリキッドファンデーションをつけて、目尻側に長く引いたアイラインをオフすると綺麗に仕上がります。
アイライン(太さ)消さずに薄くする。
オフするのは目尻の長さだけ。
全体の太さに関しては、オフするのは手間がかかるのと、逆に目元が汚く見えてしまったりするので、上からベージュ系や肌色系のアイシャドウを重ねて、アイラインの黒さを薄くしていきます。
ちなみに、下まぶたにもアイラインを引いている場合は、 綿棒でオフしましょう。
マスカラだけは、塗り直す。
このようにして、上からアイシャドウを重ねると、まつ毛にもアイシャドウが付いて、まつ毛に白い粉が乗っかっているような感じになってしまいます。
これだと逆に、不健康そうに見えてしまって、印象が良くありません。
ゴテゴテにするのはNGですが、まつ毛についたアイシャドウを取るくらいのつもりで、サッとマスカラだけは、塗り直します。
口紅は、落ち着いたカラーを。
彩るのではなく、あくまでも、元の唇の皮膚に近い色をチョイスします。
塗った後は必ずティッシュオフをして、余分なツヤ感をオフします。
ベージュ系、ローズベージュ系などの色味がおすすめです。
お通夜に参列する時のメイク直しテクニック
喪の席に参列される時には、上記のポイントに留意してみてください。
当然、状況によっては、そこまで頭が回らない時だって、あります。
ただ、いざという時のために、少しでも頭の片隅に、このような知識を置いておくことは大事です。
「おしゃれ」とは違い、「身だしなみ」というのは、相手を想う気持ちから生まれます。
それは、生きている人に対しても、故人に対しても、同じだと思うのです。
少しでも、ご参考になれば幸いです。
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札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン&スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム&メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。
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