ここ札幌ではまだまだウィンタースポーツが普通にできるくらい、冬です。
しかし、季節的には春。
「春だから」という一言が、
新しいことに挑戦しやすい気分をつくってくれます。
例外なくメイクもそうです。
「春だから」という気持ちから、
新しいアイテム、メイク法に挑戦したいと思う人は少なくないと思います。
ぜひそのちょっとしたきっかけを大事に、
新しい自分を模索してみてください。
変化しなければならないわけではありません。
でも変化することは楽しいことです。
変化するといういうことは、
以前の自分を捨てるというわけではありません。
バリエーションを増やすということです。
さて、今日は読者様から頂いたご質問を取りあげていきたいと思います。
***
私はもともとの唇の皮膚の色が赤い方です。
なので、どんな口紅をつけても、
なかなか自然な感じには仕上がらず、
どうしても赤味が消えません。
目元もはっきりしている方なので、
口紅をつけるとなんだかくどい感じになってしまいます。
口元の色味をおさえて、
目元だけを強調してみたいと思うのですがうまくいきません。
どのような口紅を使うといいのでしょうか。
教えてください。
***
以前にも同じようなご質問を頂いたことは何度かありますが、
サロンにいらっしゃるお客様も、
同じように悩んでいる方は多いです。
化粧品カウンターで見たときには素敵な色だと思ったのに、
実際につけてみると、イメージと違った・・・という経験は、
多くの方がしていることと思います。
特に最近売られている口紅は、
グロスに近いタイプのものが多く、
柔らかくて発色が控えめなタイプがメインです。
つまり、もともとの唇の皮膚の色が透けて見えるものが多いのです。
それを知らずに色味だけを見て選んでいても、
なかなかこれだ!というものに出会えないでしょう。
唇の色を補正するためには、
いくつかの方法があります。
まずは、リップメイクを行う前に、
コンシーラーやファンデーションで唇の色を消すという方法。
これはよく雑誌などでも紹介されている方法だと思います。
考え方としては、
一度、唇の色をリセットしてから口紅を乗せていくので、
口紅の色が奇麗に発色するということなのですが、
長時間持たないというデメリットもあります。
やはり、常に動きやすく、若干湿り気もある口元ですから、
ファンデーション+口紅という重ね技は、
短時間でよれてしまう可能性が高いのです。
食事をされる時なども要注意です。
ですので、この方法は、
長時間持たせなくてもいい日や、
食事等はしないという日に用いるとよいでしょう。
次に、マットで発色の良い口紅を使う方法。
ファンデーションやコンシーラーでカバーしてから口紅を塗るよりは、
若干効果は薄れてしまうのですが、
この方法であれば、一日の途中でメイク直しをする時も簡単ですし、
ある程度は唇の色をカバーすることが可能です。
マットな口紅というのは、だいたいが「硬く」作られています。
ですので、手の甲などに塗ってみたときに、
ジュワっと柔らかく溶けるようなタイプではなく、
硬いままの状態をキープするような口紅を選ぶことがポイントです。
そして、リップペンシルで唇を塗りつぶす方法。
これも理論的には上記の方法と似ているのですが、
ようは、口紅を究極に硬くしたものが、リップペンシルの芯なのです。
ですから、若干塗りづらい感じはありますが、
リップペンシルで唇全体を塗りつぶすと、
そのペンシルの色に唇が変化してくれます。
グロスよりも口紅、口紅よりもリップペンシルというように、
硬ければ硬いほど発色がよく、唇の色を隠してくれるのです。
このようにして、いくつかの解決策が考えられるのですが、
もともとの唇の柔らかさや大きさ、シワの入り方によって、
最もしっくりくる方法が皆それぞれ違うと思います。
長時間持たせるということを考えると、
リップペンシルを使う方法が最適ですし、
手間がかからないということを優先するならば、
硬いマットな口紅を使う方法が最適です。
いずれにしても、もともとの唇の皮膚の色が赤くても、
メイクによってカバーすることは必ずできます。
唇の色がもともと赤いという方は、
それをメイクでカバーするだけで大きなイメチェンが出来るので、
習得しておきたいテクニックです。
ぜひ挑戦してみてくださいね!
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