子供脳ではない状態で、化粧品を手にするんですよね。
経験値はとっても大事なものだけど、
時々、その経験が邪魔をして、
化粧品に対して、まっさらな状態で向き合えなかったりする。
でも、子供脳に戻って先入観を取り外して化粧品と向き合うと、
今まで疑問だったり悩みだったりすることが、
すんなり解決したりするんです。
というわけで、今日は、
「子供の頃に遊んでいた〇〇を、メイク思考に繋げてみる。」
行ってみましょう。
■砂絵
単純に「砂絵」と言うと、いくつかの手法が揚げられるのですが、
ここでいう砂絵は、下絵に少しずつ糊を塗って、
その上に色のついた砂を振りかけて、
余分な砂を落としながら着色をして絵を仕上げていく手法のものです。
昔、砂絵セットなるものがあって、それで遊ぶのが好きでした。
この砂絵。
糊をはみ出さないように塗ることとか、
糊の量を間違うと、砂がちゃんと付かなかったりすることとか、
子供ながらに慎重に行っていた記憶があります。
糊の量が多すぎると、砂がボテっと塊のようになっちゃうんですよね。
糊の量が少ないと、砂が付かない。
糊をはみ出すと、予測しないところに砂が付く・・・。
これ、メイクでいうところの、
リキッドファンデーションとフェイスパウダーの関係です。
リキッドファンデーションがムラになると、
フェイスパウダーもムラになり、
結局、ベースメイクがムラムラに。色むらのある肌に仕上がり、
崩れも早くなる。
この双方のバランスって、とっても大事なんです。
砂絵と本当に似ている。
■クレヨンと色鉛筆
クレヨンで無心に絵を描いていると、
いつのまにか手がクレヨンだらけになっていたことありませんか？
しかも、クレヨンで絵を描いたあと、
画用紙をこすったりしたら、色がビヨーンと伸びる。
色鉛筆だと、あんまりそういうことがないのに。
これ、クレヨンの芯の柔らかさや、油分の多さに関係しています。
そしてこの現象は、アイライナーペンシルや、
アイブロウペンシルにも全く同じように起こります。
滲みやすいアイライナーの特徴は、
クレヨンに似ていることです。
柔らかく、油分が多い芯。
滲みにくいアイライナーの特徴は、
色鉛筆に似ていることです。
芯が固めで、油分が少ないのです。
もちろん、メーカーによっては、そうではないこともありますが、
１つの目安になります。
手の甲に描いた時に、クレヨンっぽいか、色鉛筆っぽいか。
そんな風に化粧品を見分けるのも、１つの方法です。
いかがでしょうか。
細かいことを抜きにして、とってもシンプルに考えると、
化粧品というのは、粉・油・水 から主に成り立っています。
それは、私たちのとっても身近にある遊び道具や食材などと、
何ら変りないのです。
しかし、大人になってから出会う「化粧品」に対しては、
どうしても「こう使わなきゃいけない」という
先入観が先に立ってしまったりするんですよね。
子供の頃に、初めてのおもちゃを手に取った時にように。
商品名に惑わされず。
子供脳で化粧品を改めて見つめてみてください。
きっと、新しい発見があります。
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