顔の立体感を際立たせるために、
必要な部分に「影色」を入れることを指します。
主に、顔まわり（フェイスライン）や
鼻筋の側面（ノーズシャドウ）が、
ローライトを入れる代表的な箇所です。
下唇のすぐ下に、豆粒程度の影を入れて、
唇をふっくらと見せるテクニックもあります。
また、少し前には、下まぶたの涙袋の下に影ラインを引いて、
涙袋をふっくら見せるメイクも話題となりました。
要するに、ローライトというのは、
へこませて見せたい部分に入れるもの、ということです。
使われる色味はブラウン系（マットなものが多い）。
薄いものから濃いものまで様々です。
さて、このローライトですが、
ここ最近のメイクの時流を見ると、
あまり重要視されなくなってきています。
つまり、立体感を重視したメイクが
今のトレンドではないということです。
（時代は繰り返すので、きっとまた流行は来るでしょう。）
ということは、今、あまりにもノーズシャドウを濃くいれたり、
フェイスラインの影を入れすぎると、
「どことなく古い感じ」「垢抜けない感じ」に繋がる可能性が
高いということなんです。
しかし、こういったテクニックというのは、
することに慣れてしまうと、せずにはいられなくなるという、
中毒性があるのも確かです。
いつも入れていたローライトをやめると、
途端に物足りなさを感じてしまうのですね。
そうして、ついついローライトを入れ続けてしまい、
いつのまにか、
時代錯誤、時代遅れのメイクになってしまっているパターン。
結構、見かけます。
時代に合わせて「何かを足す」というのは、
さほどハードルが高くないのですが、
時代に合わせて「何かを引く」というのは、
なかなかハードルが高いことなんです。
しかし、だからといって、
時代遅れのメイクはしたくないですよね。
これまで、ノーズシャドウやフェイスラインの影を、
当たり前のように毎日入れていたという方は、
ぜひ一度、改めて、それらが本当に自分に必要なのかを、
見直してみてください。
勇気を出して、１日だけでも、
それらをはずしたメイクで外に出てみて、
周りの反応を見てみるのもいいかもしれません。
意外と周りの方は変化に気づかないかもしれませんし、
逆に「なんか、いつもよりいいね！」となるかもしれません。
それでもやっぱり、今まで入れていたローライトを、
全くゼロにする勇気がないという方。
もし、濃いめのブラウンをお使いでしたら、
やや薄いブラウンにチェンジするだけでもナチュラルになります。
（ミルクティーのような色）
先ほども述べました通り、
時代に合わせて「何かを足す」よりも、
時代に合わせて「何かを引く」方が、難しいのは確かです。
しかし、主観だけで良し悪しを判断して、
自分の美しさの伸びしろを無くしてしまっては、もったいない。
主観だけで判断する良し悪しというのは、
本当の「良し・悪し」ではなく
「慣れ・不慣れ」に過ぎないことが多いからです。
ぜひ、ご参考になさってくださいね。
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