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COLUMN

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下まぶたメイクがもたらす大きな効果

今日は、
読者様から頂いたご質問を取り上げていきたいと思います。

頂いたご質問は、こちら。

***

下まぶたのメイクがわかりません。
会社員ですので、毎日化粧をします。

上まぶたのアイシャドウやアイラインは、なんとかなっていますが、
しかし、それだけだと寂しい印象になってしまいます。

なので、下まぶたにもメイクしてみたいのですが、
色の選び方や、道具の選び方(ブラシがいいのかチップがいいのか)
が分からず、

薄い色で挑戦してみても、
目の下のクマのようになってしまいます。

アイラインで目の周りを囲むようながっちりアイメイクというより、
優しいけどしっかりした印象にするには、
どのようにすればいいでしょうか?
(若くないので冒険はできません(笑))

***

それでは、お答えしていきます。



上まぶたのメイクだけでは、なんとなく物足りない。
でも下まぶたのメイクをどう足していいのか、わからない。

そう感じている方は多いと思います。

年齢を重ねれば重ねるほど、
目元の印象というのは、どうしても弱くなります。

なぜ弱く見えるのか?
その現象を細かく紐解いていけば、
「どうすればいいのか」が、わかってきます。

目元の印象が弱くなるというのは、

皮膚のたるみが生じ、上まぶたのお肉が下がってしまうことにより、
まぶたのフレームライン(輪郭)がぼんやりとしてしまったり、

その下がってきたまぶたのお肉に、まつ毛が押し下げられ、
まつ毛が短く見えてしまったり、
まつ毛自体の存在感が弱まってしまう現象を指します。

また、白目の白さが淀んでしまうことで、
白目と黒目のコントラストが弱くなり、
瞳そのもののくっきり感が弱くなってしまう現象も関係しています。

また、下まぶたのフレームラインがくすみ、
(皮膚の色素沈着←摩擦や紫外線によるもの)
クマがあるわけではないのに、
疲れてみえてしまって、目がイキイキとして見えない。

身に覚えがある方は少なくないと思います。

ということは、メイクによって、それらをひとつずつ解決していけば、
目元の若返りを成功させることができる、ということになります。

目元の印象が弱くなってきたからといって、
ただ単純に濃い色のアイシャドウを塗るのではなく、
悩みの現象を細かく紐解き、
それらを一つずつ解決する具体策を練ることが大事なのです。

そう考えていくと、
下がってきたまぶたのお肉に、
まつ毛が押し倒されないよう、負けないようにしなければなりません。

ビューラーでしっかり上げて、マスカラでキープすることも大事ですし、
付けまつげを使うのも、とっても効果的です。

そして、ここから本題に戻ります。

まず、下まぶたに黒や茶などの、濃い色のアイラインを引くと、
「黒目と白目のコントラストが復活する」という効果があります。

そうすると、目元のイキイキ感が戻ってくるのです。

目尻から目頭まで全部に引くと、
ご質問者様もおっしゃる通り、
やや強すぎるメイクに感じ、見慣れないこともあるでしょう。

目尻側4分の1でも、5分の1でも、
少し引くだけで、目元の印象は、変わります。

そして、下まぶたのくすみをカバーするために、
明るい色のアイシャドウを、下まぶたに乗せるというのも、
目元を若々しく見せる効果的なテクニックです。

ただ、ご質問者様もおっしゃっていた通り、
「薄い色で挑戦してみても、
目の下のクマのようになってしまう。」
という失敗をしてしまうケースも、あります。

このような失敗を生んでしまう原因は、以下の通りです。

・白のアイシャドウを使っている。
→白のアイシャドウは、下まぶたを白くはしますが、
明るく見せる効果は低いのです。
くすんだ肌の上に「白」を乗せると、
グレーのような、くまのような色にみえてしまうことも。
白ではなく、やや黄味がかったベージュやゴールドがオススメ。

・なんとなく、しっかり塗るのが怖くて、
ほんのり薄くしか乗せていない。
→色味にもよりますが、こうすることで、
地肌のくすみがアイシャドウでカバーされず、
まだくすみが透けた状態になってしまうため、
まだまだ健康的な目元からは程遠くなってしまいます。

最も危険なのが、上記の二つを組み合わせたパターン。
つまり、白のアイシャドウをほんのり薄く下まぶたに乗せた時です。

これをすると、下まぶたの色が、
何もしないより不健康に見えてしまうのです。

私がよく下まぶたに乗せるアイシャドウの色で多いのは、
やはり、肌の色の最も近いベージュ系のパールや、ゴールドです。

そのような色は、
ファンデーションと同様の効果を持ち、
くすみカバーにも大きく繋がります。

目元を若々しく見せるには、最適な色味でしょう。

ご質問者様は、あまり冒険はできないとおっしゃっていましたが、
一見、冒険のように見えて、意外とナチュラルにまとまるのが、

「下まぶたに黄緑アイシャドウ」

だと思います。

意外と自然に馴染み、
肌色を健康的に見せてくれる効果もありますので、
ぜひお試しください。

いかがでしょうか。

下まぶたメイクは、なかなか難しいと思われがちですが、
下まぶたメイクがもたらしてくれる効果というのは、
やはり大きいということも、お分かり頂けたかと思います。

ぜひ、躊躇せずに、挑戦してみてくださいね!

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AI TERANAGANE(寺長根愛)

札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン&スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム&メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。

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