さて、今日も引き続き、アイシャドウの色味について、お話していきます。

使いやすそうだけど、ブラウンを盲信しないこと

ブラウンだったら初心者でも使いこなせる、ブラウンだったら不自然にならない、と思われている方が多いと思います。

確かに、ブルーやグリーンなどに比べれば、鮮やかさの点でブラウンは控えめなので、使いやすく感じる人も多いでしょう。

しかし、その使いやすいというイメージばかりが専攻して、「ブラウンさえ使っていれば大丈夫」という意識になってしまっている人も少なくありません。

まるでブラウン信者のように。

ブラウンにも色々な種類があります。

これまでに説明してきたブルーやグリーンと同じく、ブラウンにも似合うブラウンと似合わないブラウンが存在することを、まずは認識しましょう。

ですので、ブラウンであればどれでもOKというわけではないのです。

あなたに似合うブラウンアイシャドウの種類

赤味の強いブラウンは、肌の色がピンク味や赤味を帯びている人に馴染み、黄味の強いブラウンは、肌の色も黄味を帯びている人に馴染みます。

上記の２つの色は、見比べてみると些細な違いのように感じますが、肌の上に乗せると、大きな違いが感じられます。

ブラウンを乗せると、どうも疲れた感じの顔に見えてしまうという方は、もしかしたら、ご自分の肌色に合っていないブラウンを
選んでしまっていた可能性もあります。

ブラウンシャドウが、影やくすみに見えないように

ですので、もともとまぶたが窪んでいて、老けて見えてしまうことが気になるという方は、ブラウンのアイシャドウをあまりまぶた全体に広げない方がベターです。

そして、まぶたのくすみが気になる方は、ベースメイクの段階で、きちんとくすみやクマをカバーすることも大事ですし、ブラウンを乗せる前に、ホワイトやクリーム色などのアイシャドウを、土台として乗せておくようにしましょう。

使っているブラウンシャドウは、本当に自分に合っている？

ブルーやグリーンなどとは別物としてブラウンを扱うのではなく、ブルーやグリーンと同様にして、ブラウンも決して簡単な色ではないという認識を持って下さい。

ブラウンさえ使っていれば安心、とりあえずブラウンだったら失敗しない、なんていう先入観は持たず、本当に今使っているブラウンがご自分に合っているのかどうか、今一度見直してみて下さいね！



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AI TERANAGANE（寺長根愛）

札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン＆スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム＆メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。