先日、メイクレッスンにいらしたお客様から、

何をやってもクマが消えない！本当にクマ？

＊　＊　＊
目の下のクマが気になって、
コンシーラーを塗っているんですが、
塗っても塗ってもクマが消えなくて困っています。
＊　＊　＊

そうおっしゃるので、
お化粧を落とさせて頂いて、すっぴんの状態を見させて頂きました。

しかし、私がお客様の顔を見る限りでは、
ほとんどクマが見当たりません。

「おっしゃるほど、そんなにクマは強くないと思いますよ」と言うと、
「そうですか？ほら、ここの影が気になるんです。」と言い、
目の下のくぼみを指差しました。

「それは、クマではなくて、影ですね。」

「影？」

「そうです、それは皮膚自体が変色しているクマではなく、
　光が当たらないことによって出来ている、影です。」

「だからコンシーラーを塗っても消えないんですか？」

「そうなんです、コンシーラーをいくら塗っても、
影はなかなか消えません。影に効果的なのは、ハイライトです。」

「ハイライトって難しそうでやったことありません。」

影（カゲ）をなくすなら、ハイライト！

肌を柔らかく見せるマットタイプの白ハイライト。

これをメイクの仕上げの段階で、
目の下にふんわりと乗せるのです。

これをするとしないで大きくメイクの仕上がりは変わってくるのですが、
手間としては全く難しいものではありません。

簡単な一手間をするだけで、
ぐんと完成度があがり、目の下の影を目立たなくすることができます。

ちなみに、アイシャドウを塗るときよりも
毛の柔らかいブラシを使用するのがコツです。

※「KAGEKESHI brush」も合わせて是非どうぞ。

クマと影（カゲ）の見分け方は？

クマと影（カゲ）を見分けるということです。

上を向いて、光が顔に当たっている状態でも目の下が黒ずんでいたら、
それはクマです。
コンシーラーでカバーしましょう。

上を向いて、光が顔に当たると黒ずみが消えるという場合は、
影です。
たるみによって出来ている場合もありますし、
骨格が原因の場合もあります。

影の場合はコンシーラーを使ってもなかなか解決できませんので、
メイクの仕上げ段階でハイライトを使うというのが、今日のポイントです。



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AI TERANAGANE（寺長根愛）

札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン＆スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム＆メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。