お答えしていきたいと思います。
＊＊＊ 頂いたご質問 ＊＊＊
いつも楽しみに読ませて頂いてます。
普段メイクについて、いろいろわからない事もありますが、
バックナンバーからなるべく探して、解決するようにしています。
でも、わからない事があるので、初めて質問してみました。
化粧品のそれぞれのアイテムの、使用期限について教えて頂きたいです。
私は、あまり毎日メイクするほうではないのもあり、
化粧品によっては、アイブロウパウダーなど、
かなり長持ちしてしまう物がありますが、
私は五年くらい使って問題ないのでそのまま使ってますが、
さすがに買い換えた方が良いのかと思います。
パウダー物、クリーム物、ペンシル物など、タイプ別に知りたいです。
あと、去年使い残した日焼けどめや、
ホワイトニング化粧品や、高価なクリームは、
効果が落ちてないのか、使って大丈夫なのかわかりません。
効果の面で考えたら、どの位の期間で使い切るのがベストなのか。
香水も、何年使って大丈夫なのか、わかりません。
メイクアップの質問ではなく、
このような質問は専門外かも知れませんが、
もしわかりましたら、教えて頂きたいです。
＊ ＊ ＊
それでは、お答えしていきます。
＊ ＊ ＊
化粧品の使用期限というのは、
なかなかボトルなどに表示されていないので、
気にならないままずっと使っている方が多いと思います。
しかし、ふと気になると、
あれは大丈夫だろうか・・・これは大丈夫だろうか・・・と、
色々なアイテムに不安がよぎることと思います。
まず基本的に、スキンケア化粧品もメイクアップ化粧品も、
「化粧品」というカテゴリで売られているものに関しては、
基本的に「３年間は品質劣化しない」という保障がされています。
※香水も日焼け止めも同じく化粧品のカテゴリに含まれます。
そして、３年以内に使い切らないといけない化粧品においては、
その旨を記載しなければならない決まりがあります。
つまり、使用期限について何も書かれていない化粧品に関しては、
「３年間は大丈夫」ということになります。
しかし、保管方法や使用方法に問題があれば、その限りではありません。
例えば、フタをきちんと締めていなかったり、
直射日光に当たっていたり、
温度変化の激しいところに置いていて、
ボトルの内側に汗をかいていたり等、
保管環境に問題があれば、
３年以内でも劣化してしまう恐れがあります。
色味、硬さ、匂いなどに変化を感じた場合は、
３年以内であってもすぐに使用を中止しましょう。
アイシャドウやアイブロウパウダーなどの粉ものに関しては、
３年間を過ぎても問題なく使えるものがほとんどです。
ただし、乾燥したりして、
発色が悪くなったり、付きが悪くなったりと、
仕上がりの点においてやや劣化を感じることもありますが、
皮膚に悪影響を与えるということは、ほぼありません。
アイライナーやリップラインなどのペンシル類も、
３年間を過ぎても問題なく使えます。
ただし、芯の表面が乾燥して描きにくく感じることがありますので、
しっかりと表面を削ってから使うようにしてみて下さい。
スキンケア化粧品や、
ファンデーションや口紅などの油分を含むものに関しては、
３年間を過ぎたら使わないようにした方が無難でしょう。
また、万が一の化粧品劣化を避けるために、
保管方法において気をつけるべき点があります。
フタ付きボトルタイプの化粧品は、
使う度に容器の口とフタを、ティッシュなどできれいにふき取り、
フタをきちんとしめるように気をつけましょう。
コットンなどで拭き取ると、
コットンの線維が本体に入り込んでしまうことがあるので、
ティッシュがお勧めです。
これは当たり前ですが、
直射日光の当たる場所を避けましょう。
そして、これも当たり前ですが、
高温・多湿・温度変化の激しい場所を避けましょう。
温度変化の激しい場所という点で、ひとつ盲点があります。
それは化粧水や美容液などを冷蔵庫に保管する場合です。
使った後に冷蔵庫にしまうのを忘れて、
一定時間、常温で置いてしまった後に思い出して冷蔵庫へ戻す・・・
これを繰り返すと、結局は、
温度変化の激しい場所に保管しているということになってしまうのです。
常温と冷温を繰り返すと、
ボトルの内側に汗をかくようになります。
この汗が、化粧品劣化の素になりかねないので、
一度化粧品を冷蔵庫で保管すると決めたら、
使ったらすぐに冷蔵庫へ戻すように心がけて下さい。
うっかりミスで化粧品の劣化を招いてしまわないよう、
十分に気をつけて下さいね。
とは言っても、
ほとんどの化粧品が３年間は大丈夫という保障がありますから、
（正しい使い方をしていれば）
あまり神経質になりすぎなくても大丈夫です。
それよりも、
アイブロウパウダーとして使っていたものは、
ブラウン系アイシャドウとしても使えますし、
逆に、ブラウン系アイシャドウを、
アイブロウパウダーとして使ってもいいわけです。
ピンク系のアイシャドウがあれば、チークとして使ってもいいですし、
もちろんその逆もOKです。
使用期限を気にするよりも、
今ある化粧品を工夫して楽しんで、
もっと有効活用することに目を向けてみてはどうでしょうか。
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