皆様から頂いたご質問にお答えしていきたいと思います。
＊＊＊ 本日のご質問 ＊＊＊
１０９系のショップ店員に多く見られるメイクを教えていただきたいです。
（芸能人で言うと益若つばさや、小森純のようなイメージ）
顔の中で飛びぬけて目が大きく、
目元だけ見ると真っ黒でかなり濃いのに、
可愛らしいイメージを備えている。
雑誌を見ながら自己流で色々試してみましたが、
アイメイクをどんなに濃くしても、目はあまり大きく見えません。
しかも不自然でニューハーフのような雰囲気になってしまいます。
とにかく目を大きく見せるメイクで、
可愛らしい雰囲気にメイクで変身してみたいです。
＊＊＊ それではお答えしていきます ＊＊＊
＞芸能人で言うと益若つばさや、小森純のようなイメージ。
このような雰囲気の顔立ちに憧れる人は少なくないでしょう。
今流行りの顔とも言えます。
さて、この「流行り顔」。
どのような顔立ちが流行り顔に見えるのか、
細かく分析してみましょう。
ご質問文の中には、
＞顔の中で飛びぬけて目が大きく、
＞目元だけ見ると真っ黒でかなり濃いのに、
＞可愛らしいイメージを備えている。
と、あります。
目が飛びぬけて大きいというのと、
可愛らしいイメージを備えているというのは、
その通りだと思います。
しかし「目元だけ見ると真っ黒でかなり濃い」というのは、
今は、そうでない場合もあります。
１０年前くらいのギャルメイクだったら、
「目元が真っ黒」という言葉がぴったりですが、
現代の「デカ目メイク」と呼ばれるテクニックは、
それとは若干違います。
アイメイクによって目元を作り込んでいたとしても、
「真っ黒」では無かったりするのです。
特徴としては、
・つけまつ毛は「毛束感」と「毛の長さ」が重要。
・下まぶたにもつけまつ毛を装着。
目が大きく見えるように、
本来の下まぶたの位置よりもかなり下げて付ける。
そうすると、自まつ毛とつけまつ毛の間に皮膚の隙間ができる。
昔ならばそこは黒く埋めるべき部分だったので、
自ずとアイメイクが黒くなってしまっていたが、
今はあえて、黒く塗りつぶさない。
↑
至近距離で見ると、やはり違和感を感じます。
ですので、それが良いかどうかは別問題で、
単純に分析をしたまでです。
＞雑誌を見ながら自己流で色々試してみましたが、
＞アイメイクをどんなに濃くしても、目はあまり大きく見えません。
アイメイクを濃くするのは、
目力を出す行為であって、
目を大きくする行為では違う場合があります。
ここがとっても大事です。
「目力がある」ということと
「目が大きい」というのは別問題なのです。
昔の黒々しいギャルメイクは「目力がある」と言えるでしょう。
しかし今は、そこから少しずつ「目を大きく見せる」ことに
重点を置くメイクにシフトしてきています。
余談ですが、そういう趣向が
「美容整形」の普及を加速させているのかもしれません。
そして、黒目を大きく見せるコンタクトレンズの普及も然りです。
＞不自然でニューハーフのような雰囲気になってしまいます。
＞とにかく目を大きく見せるメイクで、
＞可愛らしい雰囲気にメイクで変身してみたいです。
さて、大事なことはもう１つあります。
それは、
目を大きく見せるために、
アイメイクだけをどうにかしようとするのではなく、
目を大きく見せるために、
アイメイク以外をどうしたらいいのかを考えることです。
例えば、ニューハーフという言葉が出てきたので、
極端な例を挙げてみましょう。
女性じゃなくて、わりとゴツゴツした男性が、
目元だけ完璧なばっちりアイメイクをしたとしましょう。
目だけを見れば、
それなりに見えるかもしれません。
しかし一歩引いて見たら、
いくら目が可愛くなっていても、男性は男性です。
いくら目が大きくなっていたとしても、
そこに「美しさ」があるかと言われたら、難しいのです。
では、目元だけが完璧になった男性を、
美しい女性に変化させるには、どうしたらいいでしょうか。
それはやはり、目元以外の部分をどうにかするしかないのです。
・・・少々極端な例を挙げてしまいましたが。
では、アイメイク以外でポイントとなる大事な２点を説明します。
・まずは、額をやや広く見せていきましょう。
もともと広い方はそのままでOKですが、
もともと狭い方は、眉毛の位置を下げてみたり、
額の真ん中にハイライトを入れたりして、
額を広く見せる工夫を考えていきましょう。
額が広く、顔のパーツが下の方に凝縮しているのが、
流行り顔の特徴とも言えます。
・鼻と口の距離を短く見せる工夫をしましょう。
これも流行り顔の特徴と言えます。
鼻と口の距離を短くするためには、
上唇の厚みを足すというのが最も効果的な方法です。
もともとかなり厚みがある方は必要ありませんが、
もともとが薄い唇で、なおかつ鼻と口の距離が離れているという方は、
ぜひ、試してみる価値ありのテクニックです。
唇の皮膚の色と似たリップペンシルを使い、
上唇を描き足すようにしてみて下さい。
描き足し過ぎると不自然さが生じてしまいますが、
２ミリ程度くらいまでなら、さほどの違和感も生まれません。
■まとめ
・目力を出すことと、目を大きく見せるのは、違うことである。
・アイメイクを濃くすることが、
目を大きく見せることに繋がるわけではない。
・目が大きいから、美人というわけではない。
目が大きくても、その他の部分が足を引っ張ってしまうこともある。
・大事なのは、全体のバランス。
１つのパーツに集中し過ぎると、
逆に垢抜けない印象になってしまうことも。
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