早朝にヘアメイクにいらっしゃる方が多い３月。
４月からそれぞれの新しい道へ進む皆さんは、
いろんな期待と不安の両方を同時に抱えているようです。
卒業式用のヘアメイクというのは、
だいたいの場合、その後の謝恩会やパーティ、飲み会でも
通用するようなヘアメイクをご希望される場合が多いです。
ですから、卒業式で袴を着るとしても、
その後にどんな洋服へチェンジするのかも考慮して
仕上げなければなりません。
そして、途中、ご自分でして頂くメイク直しについても
アドバイスをしていきます。
さて、そのように考えると、卒業式に限らず、
皆さんも同じようなシチュエーションになることがあると思います。
つまり、朝はこの服だけど、夕方には着替えなければならない。
メイクも変えたいけれど、
フルチェンジしている余裕はない、というシチュエーションです。
花嫁さんのお色直しのような感じですね。
というわけで今日の本題に入ります。
【dayメイクからnightメイクへのチェンジテクニック】
・ベースメイク
洗顔をしてフルチェンジをするわけでは無いので、
上から押さえたり重ねたりして崩れを整えることとなります。
朝の時点でのベースメイクの仕上げが薄付きならば、
少し厚みを足してもよいでしょう。
必要なアイテムは、
崩れを修正するだけならフェイスパウダー。
厚みを足すならパウダーファンデーションです。
どちらにしてもまずはティッシュで余分な油分をおさえてから、
フェイスパウダーかパウダーファンデーションでおさえていきます。
この時点でリキッドファンデやクリームファンデ等の
液体ものを使うのは困難ですので、必ず粉物を使用してください。
・アイブロウ
もしも眉毛が消えてしまっているならば、
それを描き足すということも必要ですが、
眉マスカラを使用して、
眉毛を軽くするというチェンジ方法もありです。
日中はアイメイクよりも眉をしっかり見せて
真面目な雰囲気に仕上げていても、
メイクチェンジでその強弱を逆にしてしまうのも一つの方法ですね。
・アイメイク
アイメイクにおいては、
アイシャドウ、アイライン、マスカラをそれぞれプラスすれば、
それだけで目力はパワーアップするわけですが、
それにもちょっとしたコツがあります。
たとえばアイシャドウ。
朝塗ったものに重ねていくことになりますから、
その組み合わせに注意が必要です。
同系色の色味を使って重ねるならば問題ありませんし、
重ねる色が濃くてダークな色であれば、
それもさほど問題ありません。
ただし、「補色の関係」と似た関係にあたる色同士を重ねてしまうと、
目元がくすんで見えてしまうことがあるので、要注意です。
たとえば、
パープルやブルー系のアイシャドウの上にゴールド系アイシャドウ。
一見うまくいきそうな組み合わせですが、
くすんでグレーっぽく見えてしまう可能性も高い２色です。
グリーン系のアイシャドウの上に、
ピンクっぽく光るアイシャドウも要注意な組み合わせです。
キラキラを重ねればいい、とだけ考えてしまいがちですが、
キラキラにも色味が付いているものがあるので、
注意して選びましょう。
・リップ
グロスを重ねるというのが代表的な方法かもしれません。
確かにそれもOKです。
ただし、飲食をする場所に出向く場合、
あまりグロスがてかてかだと、
グラスなどにべったり付いてしまうのが見苦しいときもあります。
その場合は、グロスの量を控えめに調整するか、
思い切ってマット系の口紅をチョイスするのも一つの方法。
シチュエーションによって質感も考えて選びましょう。
・チーク、ハイライト
最初に説明したベースメイクのお直しの際に、
どうしてもチークやハイライトが薄くなってしまうことがあります。
その場合は両方とも再び重ねることで、
メイクの完成度がぐっと高くなります。
特にパーティ会場などのちょっと暗めの場所へ出向く時には、
チークやハイライトが少し強めでも問題ありません。
目元や口元ばかりに意識が向いて、
省きがちになってしまうことの多いチークやハイライトですが、
こういう部分こそ、顔全体の印象をぐっと明るくする効果を持っています。
いかがでしょうか。
このようにして、昼用メイクから夜用メイクへのチェンジを行えば、
それぞれのシチュエーションに合ったメイクを楽しむことができますね。
これからは歓送迎会なども増えてくる季節。ぜひお試し下さいね！
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