どの年代の方も「自分の眉毛はどうすればいいのだろう」と
迷った方が少なくないようです。
細眉から太眉へ。
上がり眉から下がり眉へ。
流行メイクをすぐにトライして楽しめた若い世代を過ぎると、
「果たして、この流行メイクは自分に合うのだろうか？」
「今までのメイクを変えなければならないのだろうか？」
というように、
流行との付き合い方に迷いが生じる方は多いです。
簡潔に、「流行との付き合い方」を述べるとするなら、
ファッションに置き換えて説明すると、解りやすいかと思います。
例えば、流行にあまり左右されなさそうな、
ベーシックな装いってありますよね。
制服や礼装、リクルートスーツなどなど。
これらは昔から、さほど大きな変化がなく、
ベーシックなスタイルが決まっているように思います。
しかし、それでも、１０年以上前の制服や礼服を見かけると
「あ、なんか古そう・・・」という印象を感じるのも否めません。
ということは、ベーシックなスタイルの中にも、
新旧があるということ。
制服や礼服でも、
ウエストのラインや、肩のライン、ボタンの作りなど、
細かい部分においては、
ちゃんと流行を意識した作りになっているものが多いのです。
「違和感を感じない程度に」
トレンドすぎず、トレンドから離れすぎず、
「違和感を感じない程度に」
トレンドを取り入れたベーシックというのが、
今、私たちが見慣れているベーシックなのです。
だからこそ、ベーシックであっても、
古いものは古く見えるのです。
さて、メイクに話しを戻しましょう。
例えば、ベーシックスタイルとして、
基本のナチュラルメイクを目指すとします。
しかし、そのベーシックの中にも、
やはりトレンドの要素を少しずつ入れて、
違和感のないメイクというのを意識する必要があります。
そのために最も大事なのが
「眉毛に意識を置くこと」なのです。
もう何年も前から、ずっと同じ眉毛で過ごしていませんか？
眉毛のトレンドは、どんどん変化しています。
トレンドから離れすぎず、品のあるバランスで、
垢抜けた眉毛を目指しましょう。
今のトレンド眉毛と言うと、
やや太めで存在感があり、角度を付けすぎない眉毛です。
ですので、それとは正反対の
「細くて上がり眉」だと、どうしても古い印象に見えてしまいます。
トレンドをそのまま真似するのではなく、
トレンドから離れすぎないように意識してください。
そのための、眉毛のチェックポイントをひとつ、お伝えします。
ぜひ、鏡を見ながらチェックしてみてくださいね。
定規を用意してください。
まず初めに、「眉頭」と「目頭」の距離を測ります。
何センチほどあるでしょうか。
次に、「眉山」と「眉山の真下にくる部分の目」との距離を測ります。
何センチほどあるでしょうか。
つまりは、眉頭部分と、眉山部分で、
それぞれ目との距離を測るのですが、
この二箇所の差がおよそ「1.5センチ」以上あるという方は、
眉毛の角度が、ややきつすぎる傾向があります。
（個人差があり、あくまでも目安です。）
そのような方は、眉頭の上を描きたしたり、
眉山の下を描きたしたりして、
眉毛の角度を、なだらかにしてみましょう。
ちなみに、眉毛だけで角度を判断するのではなく、
あくまでも目との位置関係を測ることが大切です。
これはなぜかというと、
同じ眉毛でも、
その下にある目が垂れ目だと、眉毛は上がり眉に見えたり、
その下にある目がつり目だと、眉毛は下がり眉に見えたりと、
目の形とのバランスによって、眉毛の見え方が全く変わるからです。
ですので、眉毛の形を判断するときは、
目とのバランス関係を無視することができないのです。
さて、いかがでしょうか。
このようにして測ると、左右の違いなども発見できたりするので、
ぜひ一度、眉毛の角度、チェックしてみてくださいね。
ベーシックなスタイルにも、
違和感を感じさせないトレンドの取り入れ方。
メイクにおいては、特に眉毛が重要。
今一度、ご自分の眉毛と向き合ってみてくださいね。
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