少しでも参考になればと思い、
先日、読者様から頂いたご質問を、
ここでもピックアップさせて頂きたいと思います。
頂いたご質問は、
「海外挙式を挙げる予定があるのだが、
現地のメイクさんに担当してもらうことになったら、
どのように希望を伝えれば、うまく伝わるか？」
という内容でした。
そこで、私がこれまでに、
海外挙式を経験された方から聞き及んでいるエピソードや、
私自身が様々な国で外国人アーティストにメイクをしてもらった経験から、
いくつかアドバイスをさせて頂きました。
それが、以下の内容です。
■サンプルとなる写真を持参する場合は、できれば自分の写真で。
雑誌の切り抜きや、芸能人、モデルさんなどの写真を持っていくよりも、
自分が今までで最も気に入っている写真を持っていく方が、
より希望のイメージが伝わります。
そのための写真を撮るために、
当サロンにヘアメイクをしにいらっしゃるお客様も実際にいます。
■無理やり欧米人のような顔立ちにしなくてもいいと伝えること。
「お任せで」と伝えると、高い確率で、
日本人の扁平寄りの顔立ちを、
欧米人風の堀深い顔立ちになんとかしようと努力して下さいます。
そうなりたい場合はそれでもいいのですが、
かなりいつものイメージと変わるので、
それが気に入るかどうかは、また別問題だったりします。
ニュアンスとして、
「私は日本人なので扁平な顔をしていると思いますが、
それはそのままで大丈夫です。」
というような趣旨のことを伝えると良いでしょう。
また、清楚で初々しいイメージの花嫁メイクを希望している場合は、
・アーモンドアイにはしなくていい
・スモーキーアイにはしなくていい
・ダブルラインは入れなくてもいい
ということを伝えるのも、相手にはわかりやすいでしょう。
■アイメイクにおいて、下まぶたのメイクの有無は重要。
イメチェンをしたい場合には、
下まぶたのメイクは、少しするだけで、
ぐっとイメージが変わるので大事なポイントなのですが、
どのくらいするといいのかというニュアンスを、
うまく伝えられる自信が無い場合、
そして特にいつも下まぶたのアイメイクをされていない場合は、
そこはしなくてもＯＫと伝えておくと、
大きな失敗を避けることができます。
と、具体的に挙げていくと上記のようなアドバイスができるのですが、
こう述べると、やや保守的な感じもします。
せっかくの外国人アーティストにメイクをしてもらう機会なので、
その変化を存分に楽しんでしまうというのもアリだとは思います。
また、外国語が達者で、
細かいニュアンスまできちんと伝えることができる場合は、
さほど心配はないと思います。
しかし、私も色々な国に行ってみて感じることは、
上手、下手という問題よりもまず、
国によって、美意識の感覚が違うということです。
どんな女性が美しいと感じるのかの、ものさしが違うことが多いので、
その部分をうまくすり合わせていくのが、
なかなか難しいのです。
ですので、やや保守的かもしれませんが、
大きな失敗、後悔を避けるために、
上記のようなアドバイスをさせて頂きました。
これから海外挙式を考えられているという方や、
なんらかの機会で、
外国人アーティスト（特にアメリカ）にメイクをしてもらうという場合に、
ぜひ参考になさってみて下さい。
でも、楽しい経験ですよ！
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