昨日は雑誌に掲載される作品撮りを行っていました。

ベースメイクに欠かせないアイテム「スポンジ」

スポンジの使い方についてです。

これまでにも何度かお伝えしている内容ですが、
とても大事なお話。

私は10年間ずっと、
ベースメイクはスポンジを使って仕上げるのが99％です。

それだけ、スポンジによる効果というのが大きいことを知っているからです。

しかしながら、そんな効果抜群のスポンジも、
誤った使い方をしてしまうと逆効果になってしまいます。

せっかくのスポンジ効果を台無しにしないよう、
正しい使い方を覚えましょう。

ベースメイクにおける、スポンジの使い方。

・叩き込む
・押し込む
・滑らせる、撫でる
・こする

ベースメイクにてスポンジを使う場合、
これらの動きを使い分けていく必要があるのです。

では、それぞれの動きを説明していきましょう。

叩き込む

俗に言うパッティングという動きです。

パンパンと少し音が鳴りそうな感じで叩き込むイメージです。

これをすると、ファンデーションの密着度が高くなります。

ただ、パッティングをすればするほど、
肌についているファンデーションは薄くなりますので、
厚みを残しておきたい部分（頬など）は、
パッティングをし過ぎないように注意が必要です。

押し込む

叩き込むよりもゆっくりな動きで、
おさえるというニュアンスです。

パッティングではなく、プッシュですね。

スタンプを押すような感じで、
一回一回をしっかり押し込むイメージ。

スポンジにファンデーションを含ませた状態でこれをすると、
少しずつ厚みを足すことができるので、
頬などに有効なテクニック。

細かいシミが集まっているところや、
ソバカス、アザの部分などにも効果的。

コンシーラーを塗った後の馴染ませも、
この押し込みで行うのが大事なポイントです。

コンシーラーをスポンジで馴染ませるときに、
すぐにコンシーラーが剥がれてしまうという方は、
プッシュではなくパッティングをしてしまっている場合が多いです。

滑らせる、撫でる

皮膚が大きく動かないように、優しく軽く撫でるテクニックです。

スポンジにあらかじめファンデーションなどをつけた状態で滑らせると、
薄く広げて塗る効果があります。

手に力が入らないように気をつけなければなりませんが、
指でファンデーションを塗るよりも、
薄く均等に塗る事ができます。

こする

これは少し力を入れて滑らせることになるので、
余分に付きすぎたファンデーションを、
取らなければならないときのテクニックです。

顔全体に行うというよりも、
あご周り、フェイスライン、髪の生え際などの、
顔の外側に主に使っていくテクニックでしょう。

基本的に肌全体を強い力でこするというのは、
あまりお勧めしません。

ファンデーションの仕上がりを美しくするなら、スポンジ使いをマスターしよう。

スポンジの使い方ひとつで、
ファンデーションの仕上がりにはぐんと差が出るものなのです。

どんなに良質の高価なファンデーションを使っていても、
塗り方が間違っていれば、美しく仕上がることは無いのです。

ちなみに私が長年愛用しているスポンジは、このページに掲載しているスポンジです。

形も厚みも柔らかさもベストなのです。是非お試しを。



「Ai TERANAGANE」各商品ページは以下をクリック。

この記事をシェアする

AI TERANAGANE（寺長根愛）

札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン＆スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム＆メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。