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COLUMN

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まつ毛にとって大事なこと

さて、今日は読者様からのご質問を取りあげて行きたいと思います。

*** 匿名希望さんから頂いたご質問 ***

マスカラについての質問です。

毎日ではないですが、
まあまあな頻度でマスカラを使用しています。

年齢のせいかもしれませんが、
なんとなくまつげが薄くなってきたような・・・
という訳で、最近はしなくていいような時は、
なるべくマスカラをせず、
まつげを休ませるようにしていますが、

無意識に目をこすってしまうことが多いので、
使う時はウォータープルーフのものを使っています。

現在使っているのは2種類。

ひとつは、
A:マスカラのリムーバーを使わなければ取れないしっかり目のもの。

もう片方は、
B:「塗るつけまつ毛」的なお湯で取れるタイプのコーティング系。

Aはオフするときに結構大変で、
まつ毛周辺に負担がかかっているように思え、
またきちんと取りきれていない気がしています。

Bはさらっと取れるので便利ですが、
まつ毛をポリマーで密閉するようなかたちですよね。
生え際ぎりぎりに近いところから塗ると毛穴が呼吸できなくなるから、
よくないということを言われたことがあります。

さて長期的に見ると、どちらがまつ毛のためにはいいのでしょうか?
また、マスカラで傷んだまつげを回復させるケアの方法も知りたいです。

なにかの折に教えていただけると幸いです。

*** それではお答えしていきます ***

>年齢のせいかもしれませんが、
>なんとなくまつげが薄くなってきたような・・・
>という訳で、最近はしなくていいような時は、
>なるべくマスカラをせず、
>まつげを休ませるようにしていますが、

まつ毛をお休みさせる日をつくるというのは、
とても大切なことです。

まつ毛が弱ってきたなと思い、
思い切って数ヶ月間マスカラをお休みしたら、
少しずつ、まつ毛が元気になってきたという人もいます。

その場合、
だいたいクレンジング不足が原因になっていることが多いので、
マスカラを復活させた後も、
丁寧なクレンジングには気をつけなければなりません。

マスカラをお休みしている間は、
つけまつ毛を装着するなどして、
目力を損なわない工夫をしてみましょう。

さて、ウォータープルーフのマスカラについてですが、

>A:リムーバーを使わなければ取れないしっかり目のもの。
>B:お湯で取れるタイプのコーティング系。

この2つのどちらがいいのかという点についてですが、

きちんと正しいクレンジングを行っていれば、
どちらも大丈夫なのです。

ただその「しなければならない正しいクレンジング」というのが、
Aはしにくくて、Bはしやすい、という違いがあるというだけです。

正しいクレンジングが面倒ならばBを使うべきですが、
ボリュームアップという点ではBよりもAが勝るので、
そういう場合はAを使って正しいクレンジングを行いましょう、
ということになります。

ちなみに、

>Bはさらっと取れるので便利ですが、
>まつ毛をポリマーで密閉するようなかたちですよね。
>生え際ぎりぎりに近いところから塗ると毛穴が呼吸できなくなるから、
>よくないということを言われたことがあります。

とありますが、これに関しては、
そこまで深く考える必要はないと思います。

Aのマスカラであっても、
クレンジング不足で毛の根元に残った状態で眠ってしまっては、
皮膚呼吸をふさいでしまっているようなものであり、

そうなると、簡単な洗顔でさっと落ちるBの方が、
その点では「まだマシ」というように考えることができるからです。

マスカラに限らず、その他の化粧品全てにおいて言えることですが、
大事なのは、その日のうちに、
「きちんと完全に丁寧なクレンジング」を行うということです。

>マスカラで傷んだまつげを回復させるケアの方法も知りたいです。

ケアの方法となると、
まつ毛の育毛剤、美容液を使うという
「何かをする」という方向性で考えがちですが、

まつ毛については、先ほども述べた通り、
何もせずに「休ませる」というのが一番のケアになるでしょう。

ビューラーでまつ毛を上げるときや、
クレンジングでマスカラを落とすとき。

無意識のうちに、かなり強い力を込めて行ってしまっていませんか?

まつ毛は髪の毛よりも繊細な部分ですし、
一度抜けてしまったまつ毛が生えてくるまでには時間がかかります。

必要以上に力を入れず、
根元まで刺激を与えないようにビューラーをかけていくこと、
そして毎晩、丁寧にクレンジングを行うこと、
それに尽きるでしょう。

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AI TERANAGANE(寺長根愛)

札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン&スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム&メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。

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