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自分に似合うメイク②「眉」「目」タイプ別メイク法

※最終更新日:2023.5.26


さて、今日は昨日の続きです。

昨日は、顔のパーツのそれぞれを、「プラス」と「マイナス」(優劣ではなく存在感としてのプラスマイナス)のどちらかに分類してみましょう、というお話をしました。

眉、目、口のそれぞれにおいて、自分のパーツがプラスかマイナスなのか、分類できたでしょうか。

それでは、プラスの場合、マイナスの場合、それぞれのメイク法を具体的に紹介していきます。今日は眉と目について、です。


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プラスの眉、メイク法




プラスの眉毛は、知的なイメージがあり、責任感のある表情を作り出します。

ですので、ご自分の求める理想の女性像がそれに近いのなら、もともと存在感のある眉毛を、あえて薄くする必要はありません。

しかし、そういう印象よりも柔らかいイメージを求めるならば、眉毛の毛足の長さを全体的に短くして薄くみせたり、眉マスカラを使用して、毛自体の色を明るく見せるという工夫が必要になります。

眉の中の数本だけを抜いて、間引きをするのも効果的です(抜き過ぎ注意。ほんの数本です)。

特に、もともと眉毛が濃い方は、傾向として、眉頭がくっつきそうなくらい、眉間にも毛が生えている方が多いですので、その部分もきちんと処理するよに心がけて下さい。

眉間が濃くなってしまうと、神経質な怖い表情に見えてしまうことがありますし、垢抜けない印象になってしまいます。

マイナスの眉、メイク法




マイナスの眉毛は、柔らかい女性らしいイメージがあり、また幼い雰囲気に見えることもあります。

ですので、ご自分の求める理想の女性像がそれに近いのなら、そのままで問題ないのですが、そういう印象よりも意志のあるしっかりとしたイメージを求めるならば、パウダーだけではなくペンシルを使い、きちんと眉毛を描いていく必要があります。

もともと毛が少ない場合は、眉マスカラはあまり効果的ではありません。

プラスの目、メイク法




プラスの目元は、それだけで華やかさがあり、意志の強い印象をもたらします。

ですので、ご自分の求める理想の女性像がそれに近いのならそのままで問題ないのですが、もっと柔らかく優しい目元に見せたいという時は、目元にマイナスメイクを施して、軽やかに見せていく必要があります。

例えば、基本的にブラックを使うアイテムを、全て黒以外のものにして見て下さい。

たとえば、アイライナー。

黒や茶色ではなく、ブルーグレーやモスグリーンなどにすると効果的。一気に目元が軽やかになります。

そして、マスカラ。

これも黒よりブラウン。ブラウンの中でも、ダークブラウンより明るめのブラウンを選ぶと良いでしょう。

意外と盲点なのが、目元のファンデーションです。上まぶた、下まぶたの際まできちんとベースメイクを塗り、目元のくすみや影を払拭することが大事です。

そうすることで、まぶたに出来やすい影も見えにくくなったり、下まぶたの際に出来やすいくすみを目立たなくなったりします。

ベースメイクでカバーしきれない部分は、肌色や白などのアイシャドウでカバーします。

こういった影やくすみが、より目元の印象をきつくしていることがとても多いのです。ぜひ注意して見て下さい。

マイナスの目、メイク法




マイナスの目というのは、もともとが涼しげで軽やかなイメージを持つ目のことを指します。加えて、上品、優しそう、知的、大人っぽいというイメージも加わります。

ですので、ご自分の求めるイメージがそれに近いならば、無理やり目を大きく見せるようなアイメイクは、本来は必要ありません。

ここ最近の傾向として「目は大きい方がいい」という無意識の思い込みがかなり浸透していて、目が小さいというだけで、強いコンプレックスを持っている方も多いです。

しかし、女優さんやモデルさんを見ていても分かりますが、「目が大きい=美人の条件」ではありませんね。

目が小さくても、細くても、吊り上がっていても、美しい人は、美しい。

それをコンプレックスなどと思わず、それを上手に活かしたメイクをしている方ほど、美しさが倍増しているような気がします。

例えば、女優のりょうさんや黒木メイサさん。そして、黒木瞳さんや松嶋菜々子さん、天海祐希さんなど、決して目が大きいわけではありませんが、皆さん美しいですよね。

さて、そんな知的美人のイメージを持ちやすいマイナスの目ですが、そのイメージをキュートで華やかな印象にチェンジしたいという時。

そんな時はもちろん、目元を華やかに見せるアイメイクをしたいのですが、ここで勘違いしてはいけないのが、「華やかにする=鮮やかにする」ではない、ということに注意しなければなりません。

華やかにしようと思い、鮮やかな色のアイシャドウをチョイスすると、確かに色の力によって存在感は増すかもしれませんが、それによって目が大きく見えるかというと、さほどその効果はありません。

できれば、黒、焦茶、ダークグレーなどの、ベーシックかつ輪郭線になり得るダークカラーのアイシャドウを用いるようにしてみましょう。

もちろん、この中でも最も効果を発揮するのが、黒のアイシャドウです。

鮮やかにするのではなく、まずは目の形自体を大きく見せてしまうという考え方ですね。

アイライナーペンシルや、リキッドアイライナーを使って、アイラインを太く引いて目を大きく見せるという方法もありますが、それを過度にやり過ぎると、どうにもこうにも不自然に見えてしまいます。

ですので、その代わりとして、ダークカラーのアイシャドウを用いるのです。

ちなみに、睫毛を強調させるためには、マスカラよりも付けまつ毛の方が効果的な場合が多いです。

目元の存在感を強調したいという方は、ぜひ思い切って挑戦してみて欲しいアイテムです。

また、奥二重や一重の方で、まぶたのお肉が腫れぼったく見えがち、という方にも、付けまつ毛はお勧めです。

睫毛エクステよりも、まぶたを押し上げる効果が高いので、ぜひ挑戦してみて下さいね!

続きは明日。口元のメイク法について解説していきます!


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AI TERANAGANE(寺長根愛)

札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン&スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム&メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。

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