目次
公式ラインアカウントにて毎月実施している100%企画。メイクアップアーティスト寺長根愛が、皆様から頂いたご質問全てにお答えするという企画です。今日はこちらのご質問をご紹介しましょう。
▶︎Question
最近、まつ毛について悩んでいることがあります。ティッシュオフして、軽くお粉をまつ毛につけた後、ビューラー → マスカラ下地 → マスカラという手順でメイクしますが…時間が経過すると垂れ下がってきます。何がいけないのか分かりません。
夜までぱっちりお目目をキープしたいので対処法教えて下さい。
また、オススメのビューラーやマスカラがあれば知りたいです。
▶︎Answer
それでは、お答えして参ります!
《オーダーメイドコスメSTORE OPEN!》
自分のまつ毛に何を1番求めるのかの優先順位を考える
とにかく目元をパッチリさせたい!と思えば思うほど、長さもボリュームもカールアップも全て欲しい!と考えてしまいがち。それがダメというわけではないのですが、その中でも自分なりの優先順位を決めることが、アイテム選びにおいては大事なポイントとなります。
とにかく長さが欲しいのか、とにかくボリューム(太さ)が欲しいのか、とにかく上げたいのか。
この中のどれを最優先させるのかによって、アイテムの選び方が大きく変わってくるからです。
後述しますが、この優先順位を決めずに、適当にアイテムを選んでしまうと、思わぬ副作用に悩まされてしまうことも。
ですので、まずは「長さ・ボリューム(太さ)・カールアップ」の中から最優先したい項目を決めましょう。
ご質問者様の場合は、夜までカールキープしたい!というのが、まずは最優先事項ですね。
では、それぞれの優先順位に従った場合、どうすればいいのかを考えていきましょう。
優先順位に従ってアイテムや手法を決める
ロングラッシュ(長さ)優先なら
繊維入りタイプのマスカラを選びましょう。ファイバー入りという記載になっているものもあります。まつ毛の長さを出してくれるのは、やはり繊維入りタイプです。ほんのり少量の繊維が混ざっているものと、たっぷりごっそり繊維が入っているものがありますが、塗りすぎるとダマになってしまうので、その点は注意していきます。
ボリュームアップ(太さ)優先なら
液体がやや硬めで、尚且つブラシが太めのものを選びましょう。液体が水っぽくシャバシャバしているマスカラよりも、ややドロっとした硬さのあるマスカラの方が、1本1本の太さを出してくれます。また、ブラシが太めのタイプの方が、まつ毛1本1本に付く量が多いので、手っ取り早くボリュームアップすることができます。ただし、これも塗りすぎるとひじきのようになりがちなので、注意しながら塗っていきましょう。
カールキープ優先なら
ブラシの目が細かく、乾きが早いものを選びましょう。「カールキープ」「カールアップ」と銘打っているものは、そのようなタイプのものが多いです。液体が水っぽくゆるいものも避けた方が無難です。
アイテム選びを間違うと、なりたいまつ毛と真逆になってしまうことも
上記のように、優先する内容によって選ぶアイテムが変わってくる、ということを簡単に説明しましたが、更に大事なのは「副作用」も考えて選ぶ、ということです。
例えば、まつ毛の長さを出すために、繊維たっぷりのマスカラを選んだとします。そうすると、確かに長さは出たけど、繊維の重さでまつ毛が下がってしまう…という現象が起こることもあります。自まつ毛が細い方に起こりがちです。
また、まつ毛のボリュームを出すために、ブラシが太いタイプのマスカラを選んだとします。そうすると、確かにボリュームは出るけど、塗る際にまぶたに付いてしまって汚い感じに…ということも起こりがち。特にまぶたが重ための方や、奥二重・一重の方に起こりやすいお悩みです。
このようにして、なりたいまつ毛の優先順位を決めずに、なんとなくアイテムを選んでしまうと、思わぬ副作用によって、なりたいまつ毛に全然近づかない…ということもあるのです。ですので、まずは長さなのか、ボリュームなのか、カールなのか。しっかりと優先順位を決めてアイテムを選んでいきましょう。
改めて、ご質問者様の現状を見てみましょう
ご質問者様は現在、ティッシュオフして、軽くお粉をまつ毛につけた後、ビューラー → マスカラ下地 → マスカラという手順でメイクをされているとのこと。ティッシュオフはgoodjobです。これをすることで、まつ毛に付いてしまった余分な水分や油分を取ることができるので、滲み防止にも繋がります。
しかし、次のステップの「軽くお粉をまつ毛につける」というのは、カールキープには不要な作業です。これは、どちらかと言うと、まつ毛にボリュームを出したい時に行うことのあるテクニックで、カールキープには不向き、というよりも逆効果を生んでしまう可能性があります。
その次のマスカラ下地ですが、これがカールキープタイプであれば問題ありません。しかし、これが長さを出す繊維タイプだったり、ボリュームを出すタイプだったら、もしかしたら、これもカールキープ力を損ねている原因になっている可能性はあります。
もちろんマスカラも、カールキープタイプのものを選びましょう。
「でもこれだとカールキープしかできなくて、長さとボリュームは諦めるということ?」と思われるかもしれません。
そんなことはありません。実は、傾向としてではありますが、カールキープタイプのマスカラは、重ね塗りをしてもダマになりにくいものが多いので、私個人的にも、あらゆるシチュエーションにおいて、カールキープタイプをよく使っています。重ね塗りをすれば、ある程度のボリュームと長さも一緒に出すことができるので「絶対ボリューム優先!絶対長さ優先!」でない限りは、カールキープタイプのマスカラをお勧めすることが多いです。
ちなみに、お湯で落ちるタイプのマスカラは、利点もありますが、カールキープ力は低いものが多いので、あまりお勧めしていません。
お勧めマスカラ(ページ中盤・セパレートカールマスカラ)
お勧めビューラー(ページ下部)
↑
どちらも寺長根自身が毎日使っているお勧めアイテム。マスカラはカールキープが主な目的ですが、1本1本のまつ毛がきちんとセパレートしてくれるのがお気に入り。ビューラーもとっても使いやすいですよ。
ぜひ、ご参考になさって下さいね!
「Ai TERANAGANE」公式ONLINE STORE
コラムの筆者、寺長根愛がプロデュースするオリジナルブランド「Ai TERANAGANE」公式ストア。オリジナルブランド「Ai TERANAGANE」の他、寺長根がセレクトしたおすすめメイクアイテムやスキンケアシリーズを取り揃えています。
「Ai TERANAGANE」各商品ページは以下をクリック。AI TERANAGANE(寺長根愛)
札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン&スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム&メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。
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