昨年あたりから、若い世代で定番化しつつある、「束感まつ毛」メイク。

束感まつ毛、大人世代には…？

自まつ毛を数本ずつくっつけていくので、つまるところ、まつ毛の総本数自体がかなり少なく見えてしまいます。

ただでさえ年齢とともに自まつ毛の本数が少なくなっていくのに、さらにメイクで本数を減らして見せるのは、ややリスキー。

髪の毛も眉毛もまつ毛も、毛量（ボリューム感）が若々しさを出してくれる。これはやはり覆すことのできないセオリーです。

なので、目元の若々しさを優先するなら、束感まつ毛はお勧めしません。

しかし、「今、世間ではそれが可愛く見える」というのがトレンドメイクであることも事実。うまく取り入れることができたら、それはそれでプラスになるはずなんです。

束感まつ毛、大人世代が取り入れるなら！

まず、まぶた全体に貼りつける通常タイプのつけまつ毛を使う場合は、最初から束感になったつけまつ毛を選ぶのではなく、1本1本が繊細にセパレートされた、ナチュラルなつけまつ毛を選びましょう。

つけまつ毛を装着したら、マスカラを塗り、ピンセットで束感を作っていく。ただし、やりすぎは禁物です。

がっつり、1束、2束、3束と、数えられるような束感ではなく、なんとなーくの束感をつくるのがポイント。

つけまつ毛を使えば、束感を作ることによって、総本数が減って見えてしまうリスクも避けられます。

もしくは、部分つけまつ毛を使うのもありです。

部分つけまつ毛は、ピンセットでまつ毛の隙間を埋めるように一つずつ装着していくので、手間がかかる一方、まつ毛の総本数が増えつつ、「ほんのり束感」も出せるという一石二鳥アイテムです。

大人世代がトレンドメイクを楽しむコツ

メリットとリスクを知ることで初めて、工夫して取り入れることができるようになるのです。

今回取り上げた束感まつ毛は、チャーミングなイメージになる、目元がぱっちり見える、というメリットがあります。

それだけ考えれば、目元が若々しく見える！？と思いがちですが、まつ毛の総本数が減って見えるというリスクもあります。

これが大敵。毛量ダウンは老け見えを招いてしまいます。

であれば、つけまつ毛の力を借りて、一旦自まつ毛の総本数を増やしてから束感を作ればいいのでは？という解決策が生まれてくるわけです。

もちろん他にも方法はありますが、こうして工夫を凝らすことで、どんな世代だってトレンドメイクを楽しむことができるのです！

ぜひ、トライしてみてくださいね！



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AI TERANAGANE（寺長根愛）

札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン＆スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム＆メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。