
さて、昨日の続きを参りましょう。
顔のパーツのそれぞれ(眉、目、口)を、「プラス」と「マイナス」のどちらか(優劣ではなく存在感のことを指す)に分類し、それをふまえた上で、それらのパーツをどのようにメイクしていくかを考えていきます。
昨日までは眉、目についてお話していきましたので、今日は、口についてです。
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プラスの口元、メイク法

もともと厚みがあり、大きめで存在感のある口元は、プラスの要素を持っています。
プラスの口元は、女性らしく色っぽいイメージを持ちます。
ですので、ご自分の求める理想の女性像がそれに近いのなら、そのままで問題ないのですが、もっと控えめな清楚なイメージを求めるのならば、マイナスに近づけるリップメイクをする必要があります。
例えば、色味を控えめにするだけでなく、質感にも注意して選ぶ。パールが入っているものや、ツヤが伴うものは、膨張させて見せる傾向がありますので、なるべくマットな質感のものを選ぶのがお勧めです。
そして、輪郭をくっきり取り過ぎると、「ここに口があります」と強調するニュアンスが強くなりますので、リップペンシルを使わずに、輪郭は優しくぼかしておくというのも一つのテクニックです。
一度唇全体に口紅を塗ったら、何もついていない綿棒で、唇の輪郭をぐるっと一周、軽く拭うようにしてみて下さい。
そうすると、輪郭部分の口紅の量が少なくなり、自然と柔らかい口元に見えるようになります。
マイナスの口元、メイク法

逆に、もともと唇が薄く、小さめの口元は、マイナスの要素を持っています。
マイナスの口元は、上品で清楚なイメージを持ちます。
ですので、ご自分の求める理想の女性像がそれに近いのなら、そのままで問題ないのですが、もっと女性らしい色っぽいイメージを求めるのならば、プラスに近づけるリップメイクをする必要があります。
色味を強くするという選択肢もありますが、その選択肢は、口元を強調するという効果以外にも、服装とのバランスや、全体的なイメージを大きく左右することも懸念されますから、どちらかというと、色味を強くするのではなく、質感と形の部分で口元を強調する方が自然で良いでしょう。
質感においては、パール感のあるものや、ツヤのあるものを選び、口元を膨張させて見せるようにします。
形においては、唇の大きさそのものを、ほんの少し大きく見せるために、リップライナーで、ややオーバーリップ気味に輪郭を取るようにしていきます。
当たり前のテクニックに思われるかもしれませんが、実際、これがうまくいかないという方も多いのです。
それはなぜかというと、「やり過ぎ」てしまうから。唇の輪郭をオーバーリップで描くときは、絶対にやり過ぎないように注意して下さい。
上唇、下唇、それぞれ0.5ミリずつ描き足す程度の気持ちで十分です。それぞれ0.5ミリずつ描き足せば、合計で1ミリ、厚みが足されることになります。
顔のパーツの中で、1ミリの差が出るというのは、それだけで大きな差なのです。
唇は、オーバーリップで描き過ぎると、横、上、下など、正面以外の角度から見られたときに、違和感を感じさせてしまいます。
証明写真など、正面顔だけが写るようなシチュエーションならば問題ありませんが、日常生活においては、360度から見られても違和感のないメイクを心がけなければなりません。
ですので、上下ともに、0.5ミリずつ。
これを意識して下さい。
また、使うリップライナーの色は、必ず唇の皮膚の色を同じものをチョイスして下さいね。
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AI TERANAGANE(寺長根愛)
札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン&スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム&メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。
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