アイロジックのプロ育成スクールでは、
「メイクを頭で考える」ということに重きを置き、指導をしています。
感覚的な理解ではなく、きちんと因果関係の理論を把握し、
自分の言葉で説明できるようになることが、大事です。
「わかった」と言っても、
それをきちんと自分の言葉で他者に伝えることが出来なければ、
「本当にわかった」ということにはなりません。
ですから、メイクのことを何も知らないお客様相手に、
分かりやすく説明しながらメイクをするという練習を、
何度も繰り返し、行います。
上手に受け答えが出来るようになるまで、
何度も同じ質問を投げかけます。
言葉遣いや、マイナスのニュアンスを感じさせない言葉選びに至るまで、
指導していきます。
それが、即戦力であり、実践力であると考えているからです。
さて、そんなプロ育成スクールの中で、
ポイントメイクの強弱を考えるという授業を、ちょうど今日行っていました。
簡単に言ってしまえば、
どこのパーツにポイントを置くかによって、
メイクのイメージを変えていきましょう、ということです。
しかし、それも感覚ではなく、
色、形、質感の3方向から強弱付けを考える必要性があるということ、
そしてそれらの3つを更にまた細分化して考える必要性があるということを、
スクールの中では徹底的に「考えながら」学んでいきます。
その中から一つ、今日はテーマとしてお話していきましょう。
たとえば、シチュエーション的に、
「知的で清潔感のある雰囲気」に仕上げたいと考えたとしましょう。
その場合、基本的には各パーツの中でも、
「眉」を強調することが大事になってきます。
しかし、「眉を強調する」にはどうしたらいいのかを考えたときに、
・濃く描けばいいのか?
・太く描けばいいのか?
・長く描けばいいのか?
・角度をつければいいのか?
などと、その手段に悩んでしまうでしょう。
そんな時は、
・濃く描く
・太く描く
・長く描く
・角度をつける
という4種類の手段の中から、
消去法にてどれか一つの手段を選んでいきます。
たとえば、
・濃く描く
→
髪の毛の色と合わなくなるから、これは無し。
・太く描く
→額が狭いから、太く描いてしまうと、より額が狭く見える。これも無し。
・角度をつける
→額が狭いから、角度をつけると、これまた額が狭く見える。やはりこれも無し。
残ったのは、長く描くという手段。
長く描くということに関しては、特段デメリットはない。
ならば、眉毛を強調する手段として、
長く描くという手段を用いようという考えに至ります。
しかしここで、長く描くということに関してもデメリットを感じた場合。
たとえば、
「知的で清潔感のある感じに見せたいけれど、
実年齢よりも上に見られる可能性は避けたい」など。
そうなると、消去法で考えたら上記の4つの選択肢全てが、
消去されてしまうことになります。
そこで新たな選択肢を設けます。
それは、質感に関する選択肢です。
色を濃くするのも、形をどうにかするのも難しいならば、
質感を変えるのです。
質感というのは、やや抽象的な言葉なので分かりにくいですが、
眉毛メイクにおいての質感となると、
「厚み」ということがポイントになってきます。
明るい色を使っていたとしても、
形的に太くも長くも鋭角にもしなかったとしても、
厚みを足せば、
それなりに眉毛にポイントのあるメイクに持っていくことができます。
厚みを足すというのは、
単純に乗せる化粧品の量を増やすと考えてください。
口紅で考えてみると分かりやすいでしょう。
もともとの唇の皮膚の色に近いローズベージュ系の口紅があったとして、
それを薄ーく伸ばしながら塗るのと、
しっかり厚みを持たせながら塗るのとでは、
やはり口元の存在感が変わってきますね。
それと同じように、
眉メイクも、色は濃くなくとも、しっかりと重ねてメイクすることで、
質感が増してくるのです。
眉の場合は、ペンシルで描いた後に
アイブロウパウダーもしくはブラウン系のアイシャドウを
しっかり乗せるという手段が最適でしょう。
このようにして、思考回路に道筋を立てて、
きちんとメイクを頭で考えるということが大事であり、
それが上達への近道だったりするのです。
美しく仕上がる超基本のベースメイクシリーズ「Ai TERANAGANE」


カバー力に特化したAi TERANAGANE「ARAKESHI foundation」はこちら
しっかり自然に隠れるAi TERANAGANE「SHIMI make up concealer」「KUMA make up concealer」はこちら
最強の赤み消し!Ai TERANAGANE「AKAKESHI make up concealer」はこちら
超優秀!ファンデ・コンシーラーと合わせて使いたい、Ai TERANAGANEの「make up SPONGE」はこちら
ベースメイクの仕上げに。Ai TERANAGANEの若見えフェイスパウダー「ARAKESHI face powder」はこちら
ほうれい線や小じわを光で隠す!Ai TERANAGANEの「KAGEKESHI powder」はこちら
KAGEKESHI+ほんのりピンクのフェミニンなツヤ。「KAGEKESHI powder PINK」はこちら
■Ai TERANAGANEシリーズを実際に体験!イベント情報ページはこちら
■Ai TERANAGANE 公式ラインアカウント登録はこちらから
※2020年8月より、メルマガ配信もこちらから行っております!