目次

さて、今日の本題に入ります。
今日は、アイシャドウのグラデーションについて、お話をしていきたいと思います。
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アイシャドウグラデーションのキモは「ぼかし」

「アイシャドウをグラデーションになるように塗る」
というと、ちょっと小難しそうなテクニックに思われがちですが、要は「ちゃんとぼかしましょう」ということです。
その「ぼかし」ですが、ただ単にぼかせばいいのではなく、目の形によってそのコツは変わってきます。
二重の人がどんなふうにぼかすといいのか、奥二重、一重の人がどんなふうにぼかすといいのか、その方法が違うということなのです。
まずは、アイシャドウうんぬんではなく、「色をぼかす」ということを考えてみましょう。
水彩画で例える!2タイプの「ぼかし」

想像してください。
画用紙全体に、水彩画で空の絵を描くとします。画用紙いっぱいに広がるような、青空の絵。
きっとそんな時は、青や白の絵の具、そして水で薄くのばしながら、ゆるやかな色の変化を表現するでしょう。
つまり、ゆるやかなグラデーションです。
しかし、その青空が夕方に傾き、太陽が少しずつ沈み、赤い夕空と青空が共存している空。
そんな空を描くときは、オレンジ色から水色へのグラデーションを画用紙の中で表現していきますね。
つまり、ゆるやかではなく、狭い範囲での急激なグラデーション。
このようにして、色と色のグラデーションを表現するには、どのくらいの範囲を使ってグラデーションをかけていくかが大事なのです。
パソコンでイラスト系のソフトを使う方なら容易にイメージできるかもしれません。
グラデーションを作るときには、2色以上の色を指定した上で、その範囲も指定する作業が必要ですよね。
広い範囲ならゆるやかなグラデーションとなり、狭い範囲なら急激なグラデーションとなります。
狭い範囲での急激なグラデーションの場合は、色と色の境目がかろうじてぼけている、くっきりしていないというグラデーションになるでしょう。
二重タイプ、奥二重・一重タイプ、それぞれに適した「ぼかし」

さて、話を戻します。
結論からいいますと、二重の方はゆるやかなグラデーションの方が、目の印象がきつくならず、ぱっちりとした目元に見えます。
反対に、奥二重、一重の方は、ゆるやかなグラデーションではなく、色と色の境目がかろうじてぼけているくらいのグラデーションがお勧めです。
そのほうが目が大きく、ぱっちりとしてきます。
もっとくわしく説明してみましょう。
二重の方は、アイホール全体の面積を使って、グラデーションをつけます。
目の際が最も濃く、アイホールの端にいくにしたがって、色が少しずつ薄くなるように、ゆるやかなグラデーションを意識します。
しかしながら、奥二重、一重の方は、アイホール全体の面積をつかってゆるやかなグラデーションをつくっても、目を開けた時にはそのグラデーション具合が分からず、結局はさほど目が大きくならないまま、ナチュラルなアイメイクで終わってしまいます。
ですので、まぶたのある一定の位置で急激なグラデーションをつける必要があります。
その位置とは、「目をあけたときに2ミリくらいまで濃い色が見える位置」です。
目をあけても2ミリくらいは、濃い色がちゃんと見えるようにアイシャドウを塗るのです。
つまり、その位置まではグラデーションをあえてつけないということです。
そこから上に向かってまたグラデーションをつけて濃い色を広げていくと、いっきに目元が派手に感じてしまうことがあるので、そこから上もそんなにグラデーションはつけずに、急激に明るい色へ変化するようにします。
つまり、濃い色と薄い色の境界線が、目をあけた時に2ミリ見えるくらいの位置にあるのが理想なのです。
しかしながら、その境界線があまりにもくっきりはっきりしていると、まばたきをした時に不自然さが生まれてきますので、多少のぼかしが必要です。
それが、ゆるやかではない急激なグラデーションとなるのです。
このようにして、目の形によって、アイシャドウのグラデーション方法は異なってきます。
もちろん、ナチュラルな目元に仕上げたいときには、どんな目の形の方でも広い範囲でのゆるやかなグラデーションで問題ありません。
奥二重、一重の方で目元をもっと大きくぱっちり見せたいという方はぜひ挑戦してみてくださいね!
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AI TERANAGANE(寺長根愛)
札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン&スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム&メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。
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