昨日は夜の9時から深夜1時くらいまで、

ツヤ肌に見える化粧下地、実際の効果はいかに。

皆さんに、普段使っている化粧品をご持参いただきました。

そして、それらを見せて頂いて、
その化粧品が果たして皆さんに合っているのかどうかというのを、
チェックしていきました。

その中で、「パール入りの下地クリーム」を使っている方がいたので、
それについて聞いてみました。

「なぜこれを選んだんですか？」

　「ツヤ肌に見えるって書いていたからです。」

「それを実際に使ってみて、ツヤ肌になっていますか？」

　「・・・うーん、なっていないかも。」

そういいながら鏡をじっと見つめていました。

ツヤ肌になると書いていたから買ってみた下地を、
なんとなく毎日使っているものの、
「実際にツヤ肌になってる？」と聞いてみると、
実際にツヤ肌になっているのかどうか即答できずに、そのときに鏡を見る。

つまり、ツヤ肌になると書いていたから買ってみただけで、
それを使ってみてちゃんとツヤ肌になったかどうかを確認しないまま、
毎日使い続けていたということです。

買っただけでツヤ肌になれたような満足感があったわけです。

しかし、実際には、それほどツヤ肌になっていないという現実。

「ツヤ肌」効果が出るのは、実は違うアイテムだった。

化粧品の売り文句に魅了されて、
買っただけで満足してはいけないということもそうなのですが、
ツヤ肌になるためには、
パール入りの下地よりも、パール入りのフェイスパウダーの方が、
かなり効果的であるということです。

下地の段階でパール入りのものを使ってみても、
その上からファンデーションを塗ると、
下地のツヤ感は、ほぼ見えなくなってしまうことが多いのです。

しかも、パール入りの下地は、
傾向として、てかりやすかったり崩れやすいものも少なくありません。

それならば、下地はファンデーションにおいては、
パール入りのものは避けて、フェイスパウダーにおいてツヤ感を出すほうが、
崩れやすくなることもなく、よっぽど効果的です。

ツヤ肌とマット肌の使い分けテクニック。

また、日によってツヤ肌にする日と、
マット肌にする日を分けたいという方もいるでしょう。

そういう場合は、
基本であるマットタイプのフェイスパウダーでベースメイクを仕上げ、
ツヤを出したい時だけ、
パールパウダーをその上からブラシで馴染ませるというのが
お勧めのテクニックです。

このような組み合わせならば、
朝から就業時間まではマットな肌で過ごし、
就業後にお出かけ！というときに上からパールパウダーを使って、
ツヤ肌に変身するということも可能です。

買っただけで満足しない！

化粧品は、買っただけで満足してはいけません。
買ったら使い、結果を判断する。
そして次に買うときの判断材料にしていく必要があります。

そうしてより自分に適した化粧品を選んでいきましょう。




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AI TERANAGANE（寺長根愛）

札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン＆スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム＆メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。