目次
近年、「毛流れ」に注目した眉メイクが主流になっています。
「色を乗せる」眉メイクから「毛流れを表現する」眉メイクに、トレンドが移り変わっている感じですよね。
毛流れや毛並みを意識した眉メイクは、ナチュラルに見せることができるメリットがある反面、気をつけなければいけない面も。
近年の眉メイクについて、今一度まとめてみました。
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「上向き」毛流れ眉メイクについて考える
毛流れを全て「上向き」に整える眉メイクが欧米でトレンドになり、日本でも数年前から流行り出しました。
上向き眉メイクのメリットは、上向き線の要素が顔の中に加わることで、元気な感じ、若々しさの要素がプラスされること。
良いことだらけで、すぐに取り入れたくなりますが、ちょっと待って!
このトレンドは、もともと目と眉の距離が近い欧米人の顔立ちだからこそ、若々しさに繋がる、というのも否めません。
欧米人はアジア人と比べて、実年齢よりも上に見られがちですが、その要因の一つに、目と眉の距離が近いことが挙げられます。
それを緩和するのが「眉の毛流れを上向きにする」ということなのです。
物理的に眉の位置が少し上にあがってみえるし、目と眉の距離が広がることで、若々しさが増幅する。
だからこそ、欧米人にとっては、眉の毛流れを上向きにすると、大きな若見え効果をもたらす感覚があった。
しかし、もともと目と眉の距離が広めなアジア人が、眉の毛流れを全て上向きにすると、さらに目と眉の距離が広く見えてしまう場合があります。
たしかに若々しさは増幅するかもしれないけれど、意図せず目と眉の距離が広がって、やや間延びした印象になってしまうことも。
ただただ真似をしてしまうのは、ややハイリスクです。
ちなみに一時期、眉毛の毛流れを全て上向きにする眉毛パーマが流行りつつありましたが、アジア人的には「ん?これは本当に似合っているのか?」という疑問もある感じだったので、流行りきらなかったのだろうと推測しています。
「毛流れ」眉メイクへの変遷
ただ、全て上向きにするまでいかなくとも、やはり毛流れ感、ちゃんと毛がある感じがトレンドなのは事実。
その背景もあって、いまや眉毛のアートメイクも昔とは全然違い、毛の1本1本を繊細なラインで描いていく手法が主流になっています。
アートメイク自体が流行り出した頃の手技と比べると、全く根底から概念が変わっている印象ですよね。
メイクアップにおいてもそう。
KATEから最近新たに売り出されたアイブロウペンシルも、眉のシャープペンシルと銘打っていて、かなり芯が細くなっています。
これはもはや、毛の1本1本を描くことを前提とした商品。
少し前には、フェルトタイプの熊手みたいな形をした、3〜4本の毛を一気に描けるアイブロウペンシルも流行りそうになっていました(SNS広告などで見た方も多いかも)。
ただこれは、一気に3〜4本描けちゃうのですが、便利なようでコントロールが難しく、定番アイテムには至らなかった印象です。
眉毛を伸ばして整えてみるのはアリ!
まず、今のトレンドを考えると、眉毛を放っておいて毛が伸びる人は、伸ばしてみてもいいのかな、と思います。
そして、伸ばしてみて、良い感じに伸びてきた人はラッキー。
それを生かして、眉マスカラで毛流れを整えてみたり、透明マスカラで眉毛にツヤを出して、毛流れ感を演出するのもありです。
とはいえ、もちろんこれだけで眉毛が美しく整うわけではありません。
眉毛が生えてこない部分のメイクテク
毛流れを意識するにあたって、生えている毛の毛並みを整えるのも大事ですが、生えていない部分はどうするのだ?ということが大問題。
それはもう描くしかないから、いつも通りのアイブロウメイクをした後に、1本1本の毛を、芯が細めのアイブロウペンシルやリキッドアイライナーで、描き足していくことになります。
ちなみに私自身も今は、通常のアイブロウペンシルで眉を描き、パウダーで色を整え、アイブロウマスカラで更に色を整えたあと、毛が生えない部分は、リキッドアイライナーのブラウンを使って、1本1本の毛を描き足しています。
なんとも手間がかかる作業だけど、これで毛がない部分もごまかせます。
「見慣れない」を乗り越える
こういう新しいテクニックを取り入れていくにあたり、一番の大きな障害は、やってみて、できたとしても、見慣れなくて、自分がまず受け入れられないということ。
え、これ大丈夫?こんな線みたいなの描いて大丈夫?という不安がある。
そりゃそうです。
昔はこんなメイクテクニック、プロはやっていても、一般のトレンドにまでおりてきていなかったですから。
しかし、新しいメイクに挑戦する時に、必ず立ちはだかるのが、この「見慣れない」という壁なんです。
それを突破するには、とりあえず自分の中に不安があっても、数日間やってみる、ということ。
数日間、1週間、やってみて、それでも違和感が消えなかったらやめればいいし、やり続けてみると案外見慣れてきて、自分のものになっていくこともあります。
メイクの正解は、時代によって、早いスパンで変わってきます。
もちろん、自分軸の中にある美意識の核まで変える必要はないけれど、楽しむ気持ちを持って、新しいことにどんどんチャレンジする気持ちは必要です。
ぜひ、眉毛の毛流れ感を楽しむアイブロウメイクにも、トライしてみてください!
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AI TERANAGANE(寺長根愛)
札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン&スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム&メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。
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