今回は、乾燥が気になるこの時期ならではのお悩みにお答えしていきます！

重要度が高い！現代のリップメイク

今、リップメイクというのは、ただ口紅を塗るだけでは完成しないというくらい、全メイクの工程の中でかなり重要なポジションを占めています。

コロナ禍を経てマスクをしなくてもよくなり、その反動でリップアイテムの新商品がたくさんでて、リップメイクを楽しむ日々が戻ってきた！という流れも、今のリップメイクの工程の複雑化に拍車をかけているのかもしれません。

美容整形の分野においても、唇の形を変えて見せる美容整形が話題に上るくらい、「唇をどう見せるか」ということに重きが置かれている感じ。

ひと昔前なら、「口紅は何色を塗る？」で終わっていたリップメイクが、「口角をきゅっと上げて見せる」「上唇をふっくら見せる」「人中に影を足して上唇の山を強調する」などなど、それだけでは終わらない時代が、現代なのです。

前置きが長くなりましたが、それだけ大切なリップメイク、乾燥で違和感を感じてしまい億劫になってしまうというのは、なんとか解決したいところです。

リップメイクで唇が乾燥する原因

自分の唇の皮膚に合っていない口紅を使っている

発色の良いマットタイプの口紅や、ティントタイプの口紅など、今人気の「落ちないタイプの口紅」を使うと、乾燥して荒れてしまうという人が多いです。

また、香料が多いタイプの口紅で荒れてしまうという人もいるでしょう。

唇にベースメイクがついている

口紅を塗る時に、ファンデーションなどが唇についたままになっていて、その上から口紅を重ねてしまっているケースです。

唇にファンデをつけることは、唇の赤みをカバーするのに役立つ場合もあるのですが、単純に唇の乾燥（パサパサ感）を引き起こす原因になりうるので、注意が必要です。

個人的には、これ、意外と多いのではと思っています。

唇は、とにかく「保湿」

程度の差はあれど、皆そうです。

だからこそ、大切なのは何はなくとも「保湿」。

まず保湿をしっかりしつつ、その上で唇を彩っていく必要があります。

ちなみに、寺長根自身の最近のリップメイクは、

・人中に影を入れる
・おとがいに影を入れる（下唇の下のくぼみ）
・リップクリームを塗る（保湿のためと、唇についたファンデーションを拭うため）
・リップクリームとファンデーションと混ざるので、一度拭う（ティッシュか綿棒）
・口紅を塗る（本仕上げ）
・輪郭を綿棒でぼかす
・ツヤを足したい時はグロスを足す

というような流れです。

途中でリップクリームを塗って、保湿力を高めるのがポイントです。ツヤ足しのグロスも、人によっては効果的かも。

リップメイクをこんなに楽しむ時代がくるとは、と24年この仕事をしていて思う次第です。是非参考にしてくださいね！




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AI TERANAGANE（寺長根愛）

札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン＆スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム＆メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。