以下のようにカテゴリ分けすることができます。
■加齢現象に対する悩み
■もとの顔立ちに対するコンプレックス
■技術が追いつかない悩み
皆さんも、どこかのカテゴリに
思い当たる節があるのではないでしょうか。
もちろん「意識」「モチベーション」
といった部分も外見には大きく影響するわけですが、
正しい知識と、それを実行する努力があれば、
ほとんどの悩みを解決することができます。
さて、上記の３カテゴリの中でも、
最も多くの方が抱えている悩みというのが、
■加齢現象に対する悩み
であると感じています。
シワ、たるみ、シミ、くすみ・・・。
全て、年齢とともに表れる現象です。
ほんの少しの変化であっても、
自分自身の中では大問題。
これらをメイクで解決できたら、嬉しいですよね。
今日は、そんな中から
「くすみ」に関する内容をピックアップしていきましょう。
くすみの原因は様々です。
肌のターンオーバーが滞ることにより、
（新陳代謝による肌の生まれ変わり）
余分な角質がたまり、
顔色がくすんで見えてしまうことがあります。
四六時中、朝も午後もくすんで見える場合や、
汗をかきにくい、冷え性など
新陳代謝の低下を感じている方に多く見られます。
その場合は、メイク以前の段階で、
マッサージやパックなど、
お肌のターンオーバーを促すことに意識を向ける必要があります。
また、意外と盲点ですが、顔の産毛が原因で、
お肌がくすんでいるように見えている方もいます。
顔全体に薄く生えた産毛は、素肌の上に、
一枚グレーのベールをかぶっているのと同じ状態になりますので、
気になる方は、処理することをお勧めします。
カミソリを使うとお肌が負けてしまうこともありますので、
お肌に優しい電動シェーバーがお勧めです。
１ヶ月半〜２ヶ月に１度程度でOKです。
さて、このようにして、くすみというのは、
メイク以外での対策も大事になってくるわけですが。
では、メイクにおいて、更にくすみをカバーするには、
どうしたらいいかを考えてみましょう。
肌がくすんでいる状態というのを、
黄ばんだ画用紙に置き換えて考えてみます。
もともとは真っ白な画用紙だったのに、
時間が経ち、黄ばんでしまっている。
絵を描きたいが、この画用紙しか無い・・・。
選択肢としては、２つあります。
・絵の具で塗りつぶしてしまえば、
画用紙が黄ばんでいるのも分からないだろう・・・
なので、そのまま使おう！
・やはり、画用紙を白く戻すために漂白しよう！
どちらの選択肢にも、メリット＆デメリットがあります。
【絵の具で塗りつぶしてしまう】
メリット
・手っ取り早い、簡単。
デメリット
・塗りつぶさないといけないという表現方法の減少。
油絵の具のような発色の濃いものを使わなければならない。
【画用紙を白く戻すために漂白】
メリット
・元の白さに戻るので、水彩絵の具でも油絵の具でも、
自由に道具も表現方法も選べる。
デメリット
・手間がかかり、面倒。
さて、皆さんなら、どちらの選択肢を選びますか？
きっともう、私が言わんとしていることは、
お分かりだと思います。
撮影用や舞台用のメイクをする、短時間でよい、
厚みのあるしっかりメイクをするという場合なら、
画用紙の黄ばみ（肌のくすみ）を気にせず、
そのまま着色していっても、さほど支障はありませんが、
メイクを長時間持たせたい場合や、
繊細な色遣いをしたい場合、
近距離で見られても不自然さのないメイクを仕上げたい場合は、
やはり画用紙を白く戻してからメイクしたいものです。
上記では「画用紙を漂白する」というように表現しましたが、
つまりは「お肌のくすみを取り去る」ということ。
そのお役目を担うのが「コントロールカラー」なのです。
コントロールカラーというのは、簡単に言えば、
「色が付いた下地クリーム」だと思って下さい。
平均的なくすみ肌に適しているのが、
イエローのコントロールカラー。
黄味、茶色味の強いくすみには、
パープルやブルーのコントロールカラー。
（ただし、塗り過ぎると顔色が悪くなるので要注意。）
また、
血色不足で色白な方には、
ピンクのコントロールカラー。
赤味が強い方には、
グリーンのコントロールカラー。
（これも塗り過ぎ注意です。）
というように、
それぞれのお悩み別にカラーが振り分けられています。
画用紙を白く戻すというのは、
確かに手間のかかることではありますが、
それによって得られるメリットは、かなり大きいと思います。
メイク以前のスキンケア対策、新陳代謝対策にも
同時に意識を向けながら、
是非、くすみ知らずの「美しい画用紙」を目指して下さいね♪
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