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COLUMN

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写真うつりを検証する

本日も早速、読者様から頂いたご質問を、
とりあげていきたいと思います。
本日のご質問は、こちら。
* * *
最近、写真を撮る機会が数回あったのですが、
写っている自分を見ると、
のっぺりしていて、スッピンの様だったり、
顔色が悪く、垢ぬけない自分が写っていたり。
ここで質問です!
1.写真写りの良くなるメイクはどこに気をつけたらいいですか?
2.色がはっきりしたお洋服(原色系)を着る場合、
アイカラーや口紅(グロス)の色選びは、
どこに気をつけてセレクトしたらいいですか?
* * *
それでは、お答えしていきます。
* * *
>最近、写真を撮る機会が数回あったのですが、
>写っている自分を見ると、
>のっぺりしていて、スッピンの様だったり、
>顔色が悪く、垢ぬけない自分が写っていたり。
>写真写りの良くなるメイクはどこに気をつけたらいいですか?
写真を通して自分を見るというのは、
客観的に自分を見ることができる、とても有効な手段です。
鏡を通して見る自分も現実ですが、
リアルタイムで鏡の中の自分を見るよりも、
写真に写し出された近い過去の自分を見るのは、
とても大事で有効なことです。
写真うつりにおいて、
まずはメイク以外のことについて、お話してみます。
最初に改めて見てみて欲しいのが、表情です。
口角は上がっていますでしょうか。
そしてなにより、目に覇気がありますでしょうか。
目が笑っているでしょうか。
次にヘアスタイル。
前髪で顔を隠しすぎていませんでしょうか。
横の髪で顔を隠しすぎていませんでしょうか。
額のシワや顔の大きさを気にして、髪で顔を隠すと、
日常生活ではさほど気にならなくとも、
写真だと結構お顔が暗く見えてしまうことが多いです。
そして、写る角度。
顔の右と左で、どちらの方がご自分の写真うつりがいいのか、
あごの上げ具合は、ごのくらいが最も綺麗に見えるか、
研究してみてください。
ざっと、メイク以外での、
写真うつりに関わる気をつけるべき点を挙げてみました。
これらのチェックをしたら、
さらに写真うつりが綺麗になるように、
メイクでも工夫をしていきましょう。
まずベースメイクにおいてですが、
基本的には、やや厚みを持たせた、
マットな質感に仕上げておくとよいでしょう。
パール感のある質感に仕上げてもいいのですが、
もし、暗めの場所でフラッシュをたいて撮影した場合に、
パールスキンは光りすぎて不自然に写る場合があります。
フラッシュをたかずに、
自然な光りの下で撮影されることが分かっている場合は、
パール感のあるベースメイクでもよいでしょう。
ポイントメイク全般に関して言えることは、
粉分を多く含む化粧品を塗った部分は、
色が薄くなって写るという法則があることを認識してメイクしましょう。
例えば、眉メイクを例に挙げたとすると、
アイブロウペンシルで描いた眉よりも、
アイブロウパウダーで描いた眉の方が、
写真だと薄く写るのです。
また、アイシャドウやチークなども、
基本は粉ものですので、やはり薄くなって写ります。
口紅の場合は、
ツヤの出るグロスよりも、
硬いマットな口紅の方が粉分を多く含むので、
色が薄くなって写ります。
これらの点に注意して、
撮影のメイクを仕上げていくのがポイントです。
>色がはっきりしたお洋服(原色系)を着る場合、
>アイカラーや口紅(グロス)の色選びは、
>どこに気をつけてセレクトしたらいいですか?
ポイントメイクの中で、最もお洋服に近く存在するのがリップ、
口元です。
つまり、口元の色と、洋服の色がミスマッチだと、
写真などの全体像で見たときにアンバランス感が生まれます。
特に、原色などのはっきりした色の服を着る場合は、
それだけ洋服の色の影響力が強いということになりますので、
その分、きちんと洋服と口元の色がマッチしていないと、
おかしくなってしまいます。
ですので、まずは洋服の色に合わせて、
リップの色を決める。

そのリップの色と似たような色のチークを使うようにする。

そのリップとチークの色を考慮したアイシャドウを選ぶ。
というような順序で色選びをするようにしてみてください。

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AI TERANAGANE(寺長根愛)

札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン&スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム&メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。

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