さて、今日はビューラーの使い方について、

何となく使ってるけど…。ビューラーの正しい使い方って？

それをうまく使いこなせず、
「まつ毛がちゃんと上がらない・・・」と悩んでいる方は、
少なくありません。

ビューラーの使い方って、
まぁ何となくは、姿形で分かると思います。

まつ毛をはさめばいいのだ、と。

しかし細かい動作や角度などはどうしたらいいのか、
誰かに聞くことも何となく出来ないまま。

かといって詳しい説明所が付いているわけでもないという、
やや不親切なアイテムかもしれませんね。

さて、そんなビューラーの正しい使い方を、
説明していきましょう。

是非、今一度、ご自分のビューラー方法を
見直して見て下さいね。

ビューラーの正しい持ち方。

「親指＆人差し指」で持つ方と、
「親指＆中指」で持つ方に分かれますが、
私自身は「親指＆中指」で持つ方法をお勧めしています。

そうすると、人差し指がフリーになり、
ビューラーに添えることができるので、
動きがかなり安定します。

ビューラーをかけると、アイラインが取れてしまうという方。

それは、まつ毛の根元をはさみ過ぎているという
サインだと思って下さい。

まつ毛の根元を毎日ビューラーすると、
まつ毛やまぶたの皮膚へのダメージが強く、
抜け毛、切れ毛の原因になってしまいます。

「根元よりも1ミリ離した部分」から
ビューラーをかけ始めるように意識しましょう。

ビューラーをかけると痛い！

これも同じく、まつ毛の根元をはさみ過ぎているのが、
大きな原因です。

しかし、もう1つの原因としては、
ビューラーの形と、まぶたの形がマッチしていない時も、
部分的に痛く感じたりします。

・ビューラーでまつ毛をはさんだ時に、
　まぶたの真ん中あたりが引っ張られて痛いという方。
　　↓
　今お使いのビューラーは、貴方のまぶたの丸みに対して、
　ややカーブが平らすぎる傾向があります。
　今お使いのビューラーよりも、
　まぶたに当たる金具部分のカーブが強いものに替えましょう。

・ビューラーでまつ毛をはさんだ時に、
　目頭、目尻、もしくは両端が痛いという方。
　　↓
　今お使いのビューラーは、貴方のまぶたの丸みに対して、
　ややカーブが強すぎる傾向があります。
　今お使いのビューラーよりも、
　まぶたに当たる金具部分のカーブが弱いものに替えましょう。
　
・ビューラーでまつ毛をはさんだ時に、
　目頭から目尻まで、まぶた全体が痛いという方。
　　　↓
　ビューラーの金具うんぬんの問題ではなく、
　根元をはさみ過ぎている状態です。

基本的に、ビューラーは痛いものではないので、
痛いというのは、根元をはさみ過ぎているか、
ビューラーが合っていないかのどちからです。

ビューラーでまつ毛をはさむ回数は、最低3回。

ビューラーでまつ毛をはさむ回数が多ければ多いほど、キレイな曲線を描くカールまつ毛に。

根元だけをギュと一度はさんで終わり、ではなく、
根元から徐々に毛先に向かい、
細かく位置をずらしながら、
何度もビューラーをかけていきましょう。

まつ毛が短いという方でも、最低3回。

長ければ長いほど、その回数は増します。

ビューラーとマスカラの順序。

ビューラーの後にマスカラを塗るのが基本です。

逆にしてしまうと、まつ毛に大きなダメージが与えられるので、
抜け毛、切れ毛の原因になりますし、
仕上がりの美しさが半減します。

どうしても、マスカラを塗った後に、
もっとまつ毛を上げたい！となった場合は、
根元だけ、一回だけ、にして下さい。

しかしこの場合は、
ホットビューラーを使った方がベターでしょう。

ちなみに、ビューラーでまつ毛を上げても、
マスカラを塗ると、すぐに下がってしまうという方。

お湯で落ちるタイプのマスカラを使っていませんか？

フィルムタイプと呼ばれるこのタイプのマスカラは、
まつ毛のカールを落としてしまうことがあるので要注意です。

ビューラーを正しく選び、正しく使って、より美しく！

ビューラーという器具は、正しく選び、正しく使えば、
まつ毛を最大限に美しく見せることのできるツールですが、
間違った選び方、使い方をすると、
まつ毛が切れてしまったり、抜けてしまったり。

まぶた＆まつ毛は繊細なパーツですので、
丁寧に、優しく、そして美しくメイクアップして下さいね♪



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AI TERANAGANE（寺長根愛）

札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン＆スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム＆メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。